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ネクスト・イン・ファッションのすすめ/相手をリスペクトする心に気づく

こんばんは。まえゆかです。

毎日何かしら書こうと思っていたけれど、意外と大変だと気づいた8日目。笑

今日はNetflixの番組を紹介するのですが、これがものすごく深い学びがあって!!
うつからちょっと抜け出しつつあるときに観られて、本当に良かったと思っています。

ネクスト・イン・ファッションとは?

Netflixで配信されている全10回のシリーズ作品。
1作品約50分。

クィア・アイでファッションを担当していたタンがメインで進行している番組。

クィア・アイ・イン・ジャパンを観て、素晴らしい!!と思ったことを友達に話したら、この番組もおススメされました。

でも、最初はそんなに興味を持っていなかったのです。
というのも、この番組は若手気鋭のファッションデザイナーが賞金25万ドルを賭けてバトルしていく番組。

服は好きだけどファッションショーとかの服はあんまり理解できない自分がいた。
それこそ、テレビでパリコレ学とか観て、モデルさんも大変だなーと思っていたけれど、ファッションは難しいなと思う部分があったのです。

でも、友達のコメントが私に刺さったのです。

「アフリカ系の参加者の発言を興味深いと思う。明らかにクオリティが少し落ちるのに、いつも『自分たちの文化が理解されない』というところで止まっている。」

そんな風に分析しながら観ている友達の感性に興味を持ったし、普段からダイバーシティやマイノリティをテーマに活動している私の興味をすごくそそったのです。
だから、初めはファッションがスタートじゃなかった。

ファッションもすごい。でもそれ以上に感じたのは

最初に言います。

ファッションもすごいです。
若手デザイナーの才能がすごい。

毎回、誰が落ちるの? と勝手にはらはらしちゃうくらい、クオリティがめちゃくちゃ高い。

今までファッションショーとかの映像をチラッと見て、「不思議な服だな」と思っていたものに、ちゃんと意味や思いがあることを知って、ファッションに対する見方が大きく変わる作品でした。

この作品を観て、大量生産品とハンドメイドで作られたハイファッションの違いを知って、ファッションに興味を持ったのは言うまでもありません。

1番圧倒されたのがコミュニケーション

うつになって、私が一番自信を無くしたのが、人とのコミュニケーションだった。

理解してほしい人に、全く理解されない。
理解してほしくって伝えた言葉に、がっかりするようなリアクションを取られることばかりで、なんでこんなにうまくいかないのだろうか、と絶望感ばかりが募った。

圧倒的に好きなことなのに、理解されない。

その苦しさはどんどんと自分の首を絞めて行って、私の好きが強すぎるからうまくいかないのではないか、私がこの好きなものを手放さないとうまくいかないのではないか。
そんな風に思う時期がありました。

この番組に出演している若手のデザイナーは皆、それなりのバックグラウンドのある人たち。
有名ブランドやアーティストの衣装を既に作っていたり、自分のブランドを持ってどこかで表彰されていたり。

みんなそれぞれに個性があるけれど、みんな才能に秀でた人たちだったのです。

私の中では、彼らのように突出した才能があると、ぶつかってしまうとばかり思っていました。

出る杭は打たれるじゃないけれど、うまくいかないドロドロしたものを見せられるんじゃないかと思っていました。

でも、全然違ったのです。

リスペストしながらのコミュニケーション

最初はペアになって各テーマを対決していきます。
元々顔見知りでペアになったチームもあれば、今回初めて出会った人同士でペアになることも。

それぞれ、得意なこともジャンルもバラバラ。

でも、常に相手へのリスペストがあるのです。
いうなれば、リスペクトのないチームから脱落していきます。

うまくいっているチームは、相手を尊重する思いがあって、相手とのコミュニケーションが相乗効果を生むようなかかわり方を常にしているのです。


参加者は優勝を目指すライバルでありながらも、常にファッションを愛する仲間であって、対決相手に対して自分のデザインの相談をしたりする場面もたくさん。

誰も相手を蹴落とそうとせずに、限られた時間の中でも手を止めて、相手に正面から向き合って冷静にアドバイスをしていました。

彼らの姿を観ていて、突出した才能があっても、ちゃんと生かしあうことができるのか、と目からうろこが落ちたのです。

自分のコミュニケーションはどうだろう?

コミュニケーションに自信を失った期間ではありました。
でも、彼らのコミュニケーションをみて思ったのです。

私は、相手に対してリスペクトをちゃんと持っていたのか?

私は、相手に対して仲間として真摯に向き合っていただろうか?

今までの自分のコミュニケーションを反省する部分に、たくさん気づいたのです。

彼らと同じようにできるかはわからないけれど、自分自身のふるまい方を考え直す機会になりました。

そして、真剣に好きなものに向き合っている中で出会う人は、ライバルであっても自分にとってプラスの存在だし、仲間としては掛け算になるようなパワーをもたらしてくれるんだって。

自分の好きなものをあきらめる形でコミュニケーションを見直すのではなく、好きだからこそ相手に対してのリスペクトの心と仲間としての向き合い方をすることが、これからの私の人生を変えてくれるかもしれない。

そんなことを思いがけず受け取った作品でした。

ただのファッション番組と思うことなかれ。
試しにぜひ、観てみてください。

観た人の感想も知りたいです♡



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