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Unicursal trip-New Zealand

いまさら記憶をひっぱりだして、昨年New Zealandでの旅を記録に残し始めています。


Routeburn track


向かった先々での景色と思い出が溢れるなか、
記憶に残っている旅が始まる前のことです。

昨年2023年の9月の終わり。

旅が始まるまで1ヶ月を切り、私はArrowtown という街で過ごしながら、現地でのスキーシーズンが終わろうとしていました。 図書館でトレイルに関する本を数冊借りて、 街で手に入れた“RouteburnTrack”の地図を開き、山道を想像した時。

想像がつかない未知への期待と不安、緊張。
旅が始まる前のこの気持ちは、
始まってからは味わうことができない特別な感情です。

Routeburn track map


2人で山を歩いたこともありません。
野営を基本として、1ヶ月の旅をすることも
ヒッチハイク前提の移動も
お互いにとってちいさなこと一つ一つが初めての経験でした。

数字に心を揺さぶられながらも、トレイルとトレイルを結び、約100km・計7日間山の中を歩く計画を立てました。

話し合いを重ね、いつの間にか時間が経ち、
Arrow townを離れ、Queenstownから旅が始まっていました。


Queenstown-Glenorchy ヒッチハイクで向かう

10月30日、Routeburn track を歩き始めます。

目に映る景色を楽しみながら、目的地まで自分と、相手と対話し足を進めていく。

キャンプ場についたら、テントを張り、ご飯を作る。
食事を終えてひと段落したら、明日の相談をし、早めに眠りにつく。
朝日を眺め、食事を済ませ、テントを片づけ出発する。
特別でもなんでもない予定。

一歩一歩、1日1日、距離と時間を紡いでいく。

軽くなっていくはずの荷物は変わらず重く感じます。
でも数字だけ見ると長いと感じていた距離は気にならなくなっていく。

Routeburn flat campsite -Sunset time

初日と最終日は街とリンクする日であり、行き帰りの前後の予定など現実的なことを考えなくてはいけなくて、そうすると実質完全に山の中に入れるのは間の5日間。2泊3日だったら1日、3泊なら2日、と長ければ長いほど歩く時間、山の中で過ごす時間に没頭できる。もっと日数を増やしてみたらどうなるかなと。荷物は大変だけど日数を伸ばしてみたいなというのがお互いの気づきでした。

Routeburn flat-Mackenzie hut までのトレイル


そんなふうにして、あっという間にもう明日で終わりだねという感じで7日目を迎えて次の街・Te Anauへ。


Road end-The Divide バスで次の街・Te Anauへ


Greenstone track 

心地よい風や流れる水の音、鳥の声や土の匂い。自分たちの足音、荷物の重み。完全に電波がない日々が続くことで、時間の余白があり、置かれている状況に集中できる幸せを感じました。

 
【Route burn track-Greenstone/Caples track】
2023.Oct.30-Nov.5
10/30 Arrowtown-Glenorchy-Routburn track
10/31 Routeburn flat-Lake Mackenzie campsite
11/1 Lake Mackenzie-Mckellar Hut campsite
11/2 Mckellar hut- Greenstone hut campsite
11/3 Greenstone hut-Mid caples hut
11/4 Mid caples hut- Greenstone saddle campsite
11/5 Greenstone saddle campsite-The Divide-Te Anau

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