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相手が今何を求めているのかを知る


昨日は保育研修に参加してきました。

その中で、【マズローの欲求五段階説】が
実は、子どもの気になる姿や 保護者からの相談に対しての
ヒントになると気付きました。

https://asamarketing.hatenablog.jp/entry/2018/05/13/232158

マズローの欲求5段階説とは、
人間の欲求を
①生理的欲求
②安全の欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現の欲求
の5つの階層に分かれているという理論です。


低い階層の欲求が満たされることによって次の段階の欲求を求めるようになります。

この欲求5段階説で大切なことは
ほとんどの人は、現状の段階にある欲求を満たせないと、それより上の欲求を感じられない。
というのが原則です。


例えば、
「朝ごはんを作ったのに 毎日子どもが食べてくれない。保育園も嫌がる。旦那さんは朝早く家を出るので、1人で子どもを園に連れてきて会社に行くのに一苦労」

こんな相談があるとします。

どの部分の欲求が満たされてないでしょうか。

●朝ごはんを作ったのに…
朝ごはんを毎日作ったことへの頑張りを認めて欲しいかもしれない
●子どもを連れてくるのに一苦労…
朝起こして支度をさせて、連れてくることが大変ですよね。

④承認欲求
頑張りを認めてほしい ことが多い

●子どもがご飯を食べてくれない…
お腹を空かせて保育園にいくことになるのではないか
栄養面が不安
と考えているかもしれない

●一苦労

②生理的欲求
子どもの空腹を満たしてあげたい。
休みたい

●会社へ行く…
帰属はしないといけない。会社には毎日通わないといけない

③社会的欲求
他者と同じように生きたい
居場所が必要


保護者の言葉の裏に色々な姿が見られますね。
このように考えると
声の掛け方も変わってきませんか。


実はこれは人だけではなく、
店舗やマーケティングにも使える場合もあります。

スポーツジムであれば、
⑤が理想の自分です。


そのためには、と逆算し
それまでの部分を満たしてあげると
より大切にされていることに
相手は気づくでしょう。

①栄養・食事の指導
②運動するには安全面はとにかく重視
筋肉の使い方、また体の動かし方
③ジムに通い人と繋がりたい
人との繋がりが楽しい、誰かと共有したい
④頑張りを褒めてほしい


理想の自分になれる、満たされる
健康になれる

これらを徹底的に行うのは難しいのですが
例えば、
見込み客がこの店舗に何を求めているのか
何を組み込んでいくと、
ペルソナ設定したお客様は満たされるのか
自己表現の欲求から逆算していくと作りやすくなります。


少し話しがそれましたが、

口に出していることが全てではなく、
実は裏に事情や悩みがあったり
色々なことの積み重ねで
満たされなくなっていることが多いです。

そして必ずしも解決したいわけではなく
聞いて欲しい・承認されたい
という場合も多いということです。

相手が何を求めていて
何が分からないのか、不満なのかを
見極めるためにも
しっかり耳を傾ける必要があります。


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