「相場観」があれば仕事なんて出来る。

 「好きなことを仕事に」なんて幻想を教えてくる人がいる。
 「好きなこと」なんて必死で探したって一生見つからないかもしれないし、ましてや仕事に活かせる特性を自分が持ってないかもしれないのに。

 好き嫌いの感情よりも、最近は「相場観」が分かれば仕事に不自由しないと思い始めてきた。
・なり方が理解できている
・業務が想像できる
・毎日関わっても苦痛にならない
 親の職業に触れることが多ければ身に付くし、採用基準が明確な士業は相場観がわかりやすいので人気も出やすい。

 難しいのは、「顧客」としてでしか関わることがないのに、好きなことになってしまった場合だ。
 趣味との境界がわからなくて、提供側にまわることが難しい。趣味で関わるとしても、一度は提供側にまわってみることをおすすめしたい。
 沢山の相場観を持っている人は何があっても「食べていける」。複数の視線で俯瞰が容易くなるので仕事が捗りやすい。

 そして、どんな職業でも「優劣」はないのです。
 大統領であっても、経験問わない仕事であっても、希少性と難易度で地位と賃金が異なるだけで、仕事はすべて尊いのです。

 明日どんな相場観を持っている人と仕事をご一緒できるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?