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20.07.26 WeekendBrewを思考する

ご覧くださってありがとうございます。
さて、今回のWeekendBrewも気になるトピックが目白押しでした。

私がこの記事で触れるトピックについて妄想・熟考・熟成させていたら、
ほぼ“The Beginning of the Week Brew”という
何とも語呂の悪いかんじになってしまいました…。(いや、ギリセーフだ)

Weekend Brewアーカイブはこちら。
https://www.standartmag.jp/pages/weekend-brew

今週のニュースレターで特に気になった項目を1点、語らせていただきます。

・コーヒー界のデジタル化と「サービスとしてのコーヒーマシン」というコンセプト
(Weekend Brewニュースレターより引用)
(詳細は是非、アーカイブをご覧ください)

コーヒー界のデジタル化を思考する

さて、"コーヒー界のデジタル化"と聞き、皆さまは何を思い浮かべますか?

私の場合は下記。

私の部屋。
そこには、湿度や温度などの外部環境に合わせた最適な方法で保存されたコーヒー豆を使って、
豆と水に合わせた最適な挽き目で、最適温度で最適な淹れ方でコーヒーを抽出するマシーンがある。

朝起きて私がマシンに問いかける。
”Hey, コーヒーマシン、美味しいコーヒー淹れて!”
“かしこまりました。”
んで、めちゃめちゃ美味しい朝のコーヒーが飲める。みたいな。

そしてある日、マシーンに問いかけられる。
”ユカさん、もうすぐコーヒー豆がなくなりますが、次はどんな豆にしますか?”
いや、もはや問いもせず、私の飲みたい豆を予測して勝手に補充してくれているかもしれない。

こんな未来を思い描いてしまいました。

私には、こんな日がくるのがそう遠くないのでは。と思えてならない。
こうなったら便利だなー、楽しみだなー。と思うと同時に、怖さを感じました。

ここから、私が怖さを感じる点についてお話ししていきます。

まず、デジタル化の良い所は何と言っても、
人間の介入なしに、人がやるよりも素早くかつ正確に作業や故障の警告、予測を行うことができる点にあると思う。

しかし一方で、一定以上の刺激や非常事態に対する頑健性(Robustness)にはどこか乏しく、予測不能事態には機能しなくなってしまうという側面も持つ。
と私は思う。

そんな中、登場したのが機械学習。

機械学習(きかいがくしゅう、英:machine learning、略称: ML)は、明示的な指示を用いることなく、その代わりにパターンと推論に依存して、特定の課題を効率的に実行するためにコンピュータシステムが使用するアルゴリズムおよび統計モデルの科学研究である。
(引用文献:https://ja.wikipedia.org/wiki/機械学習)

機械学習をさらに分類すると、入力データと出力データを必要とするものとか、入力データのみでモデル構築するものとか、色々ありますが、
非常にざっくりといってしまえば、過去のあるいは現時点で生成したデータセットからパターン化・予測を行うもの。
と私は解釈しています。

よって、機械学習から何かを得ようとする(恩恵に預かろうとする)とき、大量のInput data が必要になる。
現段階では(少なくともコーヒーの分野では)まだ比較的新しく、Input dataもそう多くは集まっていないだろうし、
これからさらに機械学習を取り入れられたマシンがよりパフォーマンス精度の高いものとなるためには、
機械自身も一種のチャレンジをし、失敗・成功をし、フィードバックをもらい、データ(経験値)を蓄積し、そしてそこから学習することが必要となる。

ちなみに、今回のNewsLetterで紹介されていたFrank氏がおしゃっていた事によると、
「クラウド上で統合管理・分析を行うことで、様々な機械で起こった事象を集めることができ、シミュレーション精度も上がるでしょう」
とのこと。
これは何だか、『論文を系統的レビューすることで、新たな知見や一つ一つの論文の信頼性が向上すること』とどこか似ているような気がします。

さらに同インタビューでは、様々な機械で起こった事象を統合・分析するという意味においては、(利活用の幅が効くように)互換性や透明性が重要となり、
そこからまた新たなサービスが派生していく。
とのことで非常に興味深かったです。

さてさて、ここから私の妄想が爆発します。

もし今現在、皆さまのお手元に『美味しくコーヒーを淹れるマシン』があったとして、
そのマシンが淹れたコーヒーが、ぶっちゃけそんなに美味しくなかったらどうしますか?あるいはどう感じますか?

中にはチッと舌打ちを打つ方もいらっしゃるかもしれませんが、
おそらく、「機械が淹れたモノだからこんなもんでしょ。」と妥協するのではないでしょうか?
あるいは「全然美味しくないじゃん!!」とAmazon Reviewにでも書き込むでしょうか?私ならそうしちゃうかも。

ところが我々がそうしている間にも、
マシンを構成する機械学習システムはたくさんのデータを学習していき、どんどん賢くなっていきます。
すなわち、より美味しいコーヒーを淹れる能力が向上していきます。

私が勝手に危惧しているのは、
そうなったとき(マシンが淹れるコーヒーが100%に限りなく近い確率で美味しくなったとき)、
もし最高に不味いコーヒーをマシンが淹れたとしても、
私たちの脳がこれは美味しい!と錯覚してしまうのではないだろうか。
ということです。

とはいえ美味しいなどという感覚は、まだ数値化の定義すら定まっていない分野なので私のとりこし苦労なのかもしれませんね。

しかし、機械vs人間も人間vs人間においても、
程よい距離感というのが重要なのかもしれません。

あくまで人間の日常を便利にするための機械であって、
どうか機械の表現することが私たちの価値観のモノサシとなりませんように。

補足:母に聞いてみた。

他の人の考えはいかがだろう。と思い、ひとまずうちの母に聞いてみました。

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『電磁波』!!思ってもみない返答でした。
あとで詳しくきくと、

様々な拠点の情報を統合させるには、たくさんの細い電波と主要な基地局が必要となる。
それがこれから先、どんどん大きく・太くなっていけば、電磁波の弊害は避けられないでしょ。とのこと。
(一部、私の咀嚼も加えました。)

まだ有力な根拠は報告されていませんが、示唆として発がん性があるかも?とのことです。
(参考文献:https://www.jrias.or.jp/books/pdf/201210_SYUNINSYA_KENKORISUKU_MIYAKOSHI.pdf)
発がん性を語りだせば、我々が普段口にする食べ物や飲み物、喫煙など様々な議論の終着点がモヤっとしてしまうわけですが…。

ともあれ、ちょっと危機感を感じているのは私と一緒で(さすが親子だ)、
なんかちょっとワクワクしているみたいです。笑

まとめ

今回は、WeekendBrewより
・コーヒー界のデジタル化
についての個人的見解と母の見解について語ってみました。

せっかく家にいる時間が長くありますから、NewsLetterにご紹介されている動画や音楽も触れようと思います。

長かったようであっという間だった連休最終日。
相変わらずStayHomeしていますが、脳みそはとてもアクティブに過ごした有意義な休日でした。
特別な連休も好きですが、何気ない日常(平日)の方が案外リラックスできて落ち着けるかもしれません。

最後までご覧くださりありがとうございます。
今週もどうか、穏やかで素敵な1週間が過ごせますように。

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