10年間私の心を捉えて離さない「Number761号」の表紙 #プロの文章術

今日noteさんのオンラインイベント #プロの文章術 を聴講しました。

ジャーナリストの赤石 晋一郎さんと、文藝春秋 編集者の村井 弦さんがゲストの、とてもとてもタメになる、タメにしかならない文章力講座でした。見逃した方はYouTube(後日upされる予定)もしくは村井さんのnoteでぜひ。

この勉強会で「プロの仕事術」を学んで、ふと思い出した雑誌の表紙がありました。それは、村井さんも所属されている文藝春秋が発行する「Number」の761号。2010年9月2日発売。なんと10年ほど前w

この!このサッカー選手、長谷部誠さん表紙のこちら。

タイトルは「アスリートの本棚。」

このタイトルと、笑顔で本を持つ長谷部選手、そしてサブタイトルの「読書が彼らを強くする」。

もう、心がぎゅーーーーーってなりましたね。人を惹きつける文章、写真、サブタイトルも含めて一つのものすごい作品になっている。この表紙は私の中でもはや「完全体」なんです。

・「アスリートの本棚」というわかりやすいタイトル = アスリートが読んでいる本とか過去読んだ本を紹介してくれるんだな、とわかる
・本を持っている長谷部選手の写真 = 普段スポーツに取り組んでいるアスリートの、また違う側面が見られそう!
・「読書が彼らを強くする」 = えっ読んでいる本に強さの秘訣が!?一体どんな本を読んでるの!?気になる!

解説するとこんな感じです(解釈は人それぞれ違いがあるでしょうけども)。

スポーツ観戦が好きで、選手の事も(プライベートとかも含め)ちょっと知りたい、そんな気持ちをぐりぐりーっとえぐってくる。

今日の勉強会の中で「造形美よりも様式美」という教えがありました。文章を書く私たちは、芸術家ではなく、わかりやすく適切にその内容を伝える人。アスリートの本棚を覗いて、そこから彼らの強さの秘訣や知られざる内側を知ることができる(できそう)、読者層にこんな気持ちを抱かせるこの表紙はまさに「造形美よりも様式美」。この表紙だけで、書き手が何を伝えたいのかわかる。理解させられる。これだなーって思いました。

今日はただこのことを言いたかっただけなんですが、詳しい解説は村井さんのnoteをご覧ください(丸投げ)。様式美についてはこちらの記事を。

さて、いい文章書けるように頑張るぞー!

「Number Web」と「文藝春秋デジタル」、契約するか!!


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