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目標に向かって進めない人へ〜リバータイプも悪くない〜

「青木さんって、リバータイプですよね」と言われたのは、つい先日のこと。

キャリアについてのタイプの話だったのだが、恥ずかしながら自覚がなく、少し調べてみると、物事に対する考え方やキャリアの重ね方として「リバータイプ」「ゴールタイプ」があるらしい。

「ゴールタイプ」はその名の通りゴールを設定し、そこに向かって突き進んでいくタイプ。計画的だ。自分は将来こうなりたい、という目標を掲げ、そこを目指していく。評価というものがつきまとうことが多い組織人としての働き方では、ゴールを上司と一緒に考えて設定することもあるだろう。

対して「リバータイプ」は、川を下るように目の前の仕事に取り組んでいくタイプ。自分の掲げた目標に向かっていくというよりは、与えられたものやそこにある仕事に対して向き合うタイプ。私はどうやら、こちらのタイプのようだ。

「ゴールタイプ」になりたかった私

キャリアウーマンに憧れていた私だが、学生生活の間も、就職活動を始めてからも、特になりたいものはなかった。

ゴールタイプが社会人のあるべき姿だと思っていた。キャリアを構築する上では「自分が何になりたいか」が大事で、高い目標を掲げるからこそ、上に上がれると思ったし、上を目指すべきだとも思っていた。私にとっては、「どうありたいか」も、大切だったのに。

その後転勤して、転職して、職種も変えた。経験してきたのは、「人材会社のコーディネーター」「営業」「採用担当」「広報」「イベント担当」などなどなど。その瞬間瞬間でなりたいものや憧れる仕事がなかったわけではないが、言語化できていなかったり、その時の仕事が純粋に楽しかったり、色々理由はあった。でもずっと、「目標」を探していた。探し疲れて、「もう私はそんな立派な社会人になることはできない、諦めよう・・」と思い始めてから、人生が動き出したような気もする。

流されることと向き合うことは違うのかもしれない

人生は選択でできている。選択を変えれば、その過程も得られるものも変わる。

今思い起こせば、私は目標に向かってではなく、その時起こった出来事や、その時の考えに対して判断をしていた。そして、行動もしていた。

●新卒で、希望とは違う配属になった時
●転勤を命じられた時
●転勤先の仕事に慣れず、泣いてばかりだった時
●転職したいと思った時
●思いがけないチャンスが舞い込んできた時

「目標を掲げて突き進むタイプとは違うけど、私は私に合ったやり方で人生を切り開いてきたのかもしれない!」と最近やっと思い始めている。昨年末から、やりたかったけど諦めていた広報の仕事に就いている。

キャリアに対しての迷いは尽きない。こんな人たちもいるんだなーと思ってもらえたら、それが何より嬉しい。選択肢が多くあり、自分にもたくさんの可能性があると思ってもらえることが、転職支援の仕事をしていた頃の私にとって心から嬉しいことだったから。

セミナーに登壇します!

そんな「リバータイプ」な私たちのお話を、MAツール「SATORI」さまのイベントにてお話しします。(ゴールタイプの方々のお話もあるのでお楽しみに!)

●10月15日(木)13:00~14:50 【ウェビナー/続・標-しるべ-】
先人に学ぶ!令和時代のキャリア形成術
〜セールス&マーケターの個を活かすキャリアの考え方〜

※リバータイプのお話は第二部 13:55〜14:40です!

オンライン開催なので全国どこからでもご参加いただけます!当日までにキャリアの棚卸しを進めておこうと思います。ではみなさま、良い週末を。




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