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被災者が被災地を救う光景(86/1000)

伊豆山土石流災害から11日。

あっという間で短いようで長く、大変濃い、非日常と日常が過ぎてゆきます。日々刻々と変化する情報や状況を目の前でじっと見るのが精いっぱい、情報を追いかけ大事なものはSNSや友人にシェアしたりで精いっぱい。

1日、1日が消化されきらないまま、次の日がやってきます。なので、「いまこの瞬間を忘れてはならない」という感情でわたしはnoteに綴っておきたくおもいます。自分への教訓的な学びも含めて。

この災害が起きてから、被災者の方々が被災地を救う光景をいくつか目の当たりにし、本当に驚くとともに人間の強さ・優しさを感じました。その中の1つを紹介させていただきます。

熱海 ケアタクシー おはなさんの話

あの災害当日に「一緒に救助に来てくれませんか」消防団員の依頼に、逃げ遅れそうな高齢者の救助に奔走したのは地元で介護タクシーを営む「熱海ケアタクシーのおはなさん」ご夫婦だったようです。

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この災害をきっかけに、このおはなさんご夫婦とわたしはつながることができ、おふたりの強く美しい気持ちに触れることができました。

お話ししている中で、おふたりからメッセージいただきました。わたしだけで持っておくのはもったいないのでシェアします。

おはなさんの事務所のある場所が土石流の被害にあいました。事務所は無事ですが、危険区域内のため立ち入れず。でも規模を縮小しながらなんとか介護タクシー事業をしています。避難所を出てからがサポートが必要になってくると思います。(おはなの奥様・愛美さん)
僕は41年前、10才の時に不慮の事故で瀕死の重体となり、救急隊、医師、看護師、看護助手、理学療法士、作業療法士、薬剤師、家族、友人など、多くの方に支えられて助かりました。お陰で今、生きてます。その為、目の前に命の危機がある方がいたら救うのは当然と思って行動しただけ、当たり前の事をしただけです。大きく報じられて、少し戸惑っていますが、この事が、後世の教訓になれば幸と思い、取材協力しました。(おはなの(おはなのご主人様・豊さん)

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おふたりこそ、事務所が被災されて営業もままならない状況かもしれない中で。
助けを求められる伊豆山エリアのご高齢者を助ける姿に、本当に感動し、尊敬します。

静岡テレビのニュースでも取り上げられてたようです(7/16(金)更新)

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きょうも精いっぱい、自分のできることを。

おはなの豊さん・愛美さん、人生の教訓をいただきありがとうございました。

日常と非日常の間で生きてゆこうと思いました。



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