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卵巣チョコレート嚢胞で手術した話☆緊急入院からのチョコ発覚#3

ではここからチョコ発覚に至った経緯を記します。
(汚い表現等あります。注意してください。笑)

入院前日(謎の腹痛)

3月末謎の下腹部の激痛に合いました。

そう、あれは土曜日の夜

ユカ)あれ・・・?おなか痛いかも。。。

痛みとしては下腹部がキュー――っと締め付けられるような生理痛をきつくした感じ。

まあいつもの生理痛が遅れてきたのかな。(生理4日目でした)
と思いロキソニンを服用。微妙に熱っぽいことを感じ、熱を測ってみると37.4℃・・・。

特にこの時は熱=コロナという方程式がすぐに頭にあったので
これはまずいぞ、職場1号にはなりたくない(笑)と浅はかなことを思っておりました。

とりあえず疲れが溜まっているかとも考えられるためこの日は9時過ぎに就寝

入院当日(腹部激痛)

7時 少しの下腹部痛はあるが熱はない。
食欲はあまりないが、せっかく買ったチルドのフレンチトースト(これ見た目が旨そうなんだな)があるので3枚たいらげる。
これがめちゃウマでした。焼くだけ簡単☆是非皆さんも!
(以下写真です。ちなみにニッポンハムからは一銭ももらってません。)


念の為ロキソニン服用。近所に出かける予定だったので、洗顔し、化粧やヘアセットを施す。
そのときでした。
いつもと違う強い痛みが襲いました。

腹部全体があらゆる方向にグーーーーーっと引っ張られて締め付けられる痛みwith脂汗
 
いつものロキソニンが全く効かない。

ユカ)いでえええええええええええ!!!
(訳:夫よ、お腹が痛い、今日のお出かけ無理だ)

ベッドで丸まって寝込むが治らず、むしろもっと痛くなる

夫)病院に行こう!

タクシーで近所の総合病院に受診しました。
タクシーに乗るのさえキツく、とにかく痛みと震えが止まりませんでした
腰を直角にまげながら腹部を守り歩くことがやっと
爪が見たことないほど真っ青になってたのを覚えてます。

病院に到着後、すぐに救急の先生の触診、痛み止めの点滴、血液検査、CT等の検査をしました。熱は37.7℃に上がってました。
そして、お腹全体が見たこともないくらいにポンポンにふくらんでいました。
それに先生も看護師さんも驚いてました。

ただこの日は日曜日の朝もちろん先生も沢山いるはずもなく
私よりも明らかに年下の可愛い女医さんに診てもらいました。

CTの結果は・・・
可愛い女医さん)💩がありすぎて良く見えませんね。
ユカ)それはつまり、つまりフン詰まりか・・・?!?!(心の声)

確かに最近立派なお通じがなく少し不安に思っておりました。
結果、この日の朝はただのフン詰まりということで下剤と痛み止めをもらい帰宅
夫と帰り道フン詰まりだったねと笑いながら帰宅しました。
このときは痛み止めが効いていて楽に歩くことができました

その後自宅でゆっくり過ごしておりました。
ただしその安堵もつかの間・・・

19時 ふたたび激しい痛み到来。
あーはいはい、💩でしょと思い、痛み止めと下剤飲んでトイレへゴー
しかしいくら気張っても出ない。

痛みが増強。しかも今回は吐き気もありました。

ユカ)いでえええええええええええ!!!(訳:夫よ、お腹が痛い、再度、朝の病院に連れてってくれ)

病院到着後、先生の診察、痛み止めの点滴、血液検査、CT等の検査をしました。
特にCTは午前中よりも詳しく見ることができる造影剤を注射で入れながらのCTで診察してもらいました。


結果は・・・
救急の先生)腸が閉塞していますね。入院してください。
ユカ)つ、ついに💩が詰まった(心の声)
 
ということでそのまま消化器外科に入院しました(夫遅くに今まで付き添ってくれましたありがとう、そしてさよなら。。。)

コロナもあり面会NG、もちろん夫は病棟内にも入れませんでした(´;ω;`)
ベッドについたのが夜中の12時半
ああ。こんなことになってしまった。と絶望
時期に看護師さんが来てくれ、入院の説明等テキパキ話してくれました。同意書等の記載も終了し、さ、まだ痛みもあるし横になろう。。。と思ったのもつかの間

看護師さん)今から浣腸しましょう。

間髪入れずに治療にあたってくれるな(深夜だぜ)
4人部屋にもかかわらず他の人にも申し訳ないなとか考えてるうちに看護師さんは透明の防護服を着用し、浣腸を右手に。
もうここまで来たら後には引けないと思い、初浣腸カモン

この後、今までの下腹部痛をかき消すほどの腹痛が私を襲い掛かる。
痛みを表現するなら激しい下痢(10kgくらいの土石流)が一気に肛門に押し寄せてくる感じ
看護師さんにできたら15分間我慢してください。と言われましたが我慢できるはずもなく。。。
1分も我慢できずにトイレへゴー

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

すべて出し切る。

その後痛みも治まってきてそこからは就寝することができました。(本当に汚い話すみません。)
 

入院2日目(卵巣が腫れてる・・・?)

8時 消化器外科の先生が来てくれる。
消化器の先生)痛みどう?CT見たけど便が大量で全然見えないから、
いろんな科の先生と画像解析の先生みんなで見させてもらったよ。
そしたら腸は閉塞してるけど実は腸に関しては心配なさそうだね。
でも子宮か卵巣に腫れている部分があるから婦人科受診してもらって転科してもらうかも。


そもそも💩どっさりのCT見られてたことへの恥ずかしさでいっぱいだし、きっと先生たちが集まって私のCTを見ながらあーでもない、こーでもないと考えたのだと思うと情けない。

痛みはというとかなり治まっておりました。(起き上がったりするとき等腹筋を使う動作のときに鈍痛がある程度)
ただし絶食で栄養は全て輸液管理だったのでそれが辛かったです。

14時 婦人科での診察

婦人科の先生(のちの主治医))やはり卵巣と卵管が腫れているね。骨盤腹膜炎かな。
もっと精密検査した方が良いから明日MRI撮りましょう。

この時の診断はチョコレート嚢胞とはいわれず骨盤腹膜炎と言われました。

それから婦人科に転科し継続して診てもらうことになりました。
短い間だったけど消化器外科の方々ありがとうございました。世話になったようぅぅ!

入院3日目(ついにチョコ嚢と診断)

10時 造影剤のMRI
私は以前高プロラクチン血症で脳腫瘍が疑われた際、脳の造影剤MRIをしていたので2回目の体験でした。
すっぽんぽんで検査着を着て、いざ、スタート!
検査時間は30分程度
造影剤は注射で入れます。人によっては少々の悪心があるそうです。幸いにも私は大丈夫でした。
造影剤を入れると体中の血液が一気に熱くなる感じがありました。

そしてとにかく検査中の音が大きい。ヘッドホンを装着し、優雅なクラシック音楽を聴きながらの検査なのですが、それをかき消すすさまじい爆音。

工事現場にいるような、ズドドドドドッ!ギュイーーーーーーン!!!!それはそれは長い30分でした。

 
その後検査結果について説明がありました。
主治医の先生)重度の子宮内膜症からくるチョコレート嚢胞です。かなり重症です。
左右とも卵巣内に血液が溜まっており、(MRIだと卵巣内の内容物によって素人が見てもわかるくらい写り方が違い、簡単に血液だと判明しました。)今回はこの血液がにじみ出て(一部破裂して)周りの臓器に炎症を起こし今回は腸の働きが衰えたのだたと考えられます。毎月の生理痛も恐らくこれが原因かと。
大きさは4cm程度。ただ厄介なのがMRIで見る限り大腸や子宮、卵管に癒着しているかも。癒着の具合は手術でおなかの中を見てみないとわからない。

私は言葉を失いました。怖すぎる・・・。その後も主治医の先生は淡々と説明を続ける。

以下主治医の先生からの説明をまとめると

チョコレート嚢胞の治療方法は薬物治療と外科的手術があり、ただし、今後早期に妊娠を希望するなら外科的手術をすすめるとのこと。特に私の場合は今後さらに破裂する恐れがある可能性もあるためより外科手術をすすめられました。

外科的手術:腹腔鏡手術で、左右の卵巣チョコレート嚢胞の嚢腫を取り除き(卵巣は温存)及び癒着の剥離を行う 
薬物治療:10年以上(私の場合)根気強く戦い、少しずつ炎症を抑えていく方法
しかしその薬は妊活中及び妊娠中は飲めないものだそうです。そして薬とは閉経までのお付き合いになるそうな。

私は将来、子供も欲しい思いもあるし、卵巣がいつ大きく破裂するかわからないのが怖く、「早く痛みから解放されたい!そして妊活したい!」と、手術をしたいという気持ちが強くありました。

手術をするメリットとしては、
チョコレート嚢胞が不妊の原因になっている場合、妊娠可能性が上がる
卵巣の破裂や捻転(ねんてん:子宮とつながっている部分でねじれること。激痛)の心配がなくなる
生理痛が軽減する可能性がある

デメリット
再発の可能性があること

ただ、自分で調べているうちに、
卵巣の炎症部分を取る際、正常な部分の卵巣も一部取ってしまうこともあり、それによって卵巣の能力が落ちる可能性があることを知りました。
手術の決断に後悔はありませんが、もう少しいろいろ調べてから慎重に決めても良かったかな・・・と思います。

ただし、長年苦しめられていた生理痛の原因・理由がわかっただけで人間こんなに安堵するものなのかと思いました。

入院4日目(食欲ナッシング)

この日から3食の食事開始。

久々の食事だったので全粥食でした。おかずは大変おいしく全量摂取でしたが、おかゆがどうも味がしないのがダメで少し食べると吐き気が・・・

看護師さんのお気遣いで朝はパン、昼夕はうどん、にゅうめんに変更してもらいました。感謝。

主治医の先生からも食べたいものコンビニに買いに行ってもいいよと言われる始末。これでも実は栄養士のはしくれなのですが、食欲がない時は食べられないことを痛感

入院5日目6日目(QOL爆上がり)

常食になりました。ご飯になり、一気に食欲爆増☆摂食率も十分に向上したため点滴が外れました。
熱もやっと下がり、無事にお風呂に入ることもできQOLが爆上がり。

ユカ)お風呂がきもちぃぃぃぃぃぃ!!

しかも同じ部屋の患者さん(おばあちゃま)と仲良くなり、窓から外を見ながら(ちょうど季節は春、大きな桜の木が見えており気持が安らぎました)お話しすること、そして夜に夫とライン電話すること。他者とのコミュニケーションが一番の楽しみで私にとっては1日のビッグイベントでした。

やはり人はご飯・お風呂、そして人とコミュニケーションをとるなどいつもの生活に戻ると体調が良くなるのでしょうか。私もとんとん拍子に体調が良くなりました。
そして、なんと明日(入院7日目)で退院許可が下りました。

入院7日目(退院)

無事退院。仲良くなったおばあちゃまもたまたま退院日が一緒になりました。

おばあちゃまとは病院じゃないどこかでまたお会いしましょう。と約束。

どうやら隣町で農業をされている方で産直市場でトマトなどを卸しているそう。名前も伺ったのでいつかそのおばあちゃまが作る野菜を食べたいと思いました。


この後退院後検査、術前検査へと行きます。

長いのに最後まで読んでいただきありがとうございました。

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