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「お寺や神社を外国人に売る」ことについての雑感

令和6年6月15日

今日は15日ですので、「神様の日」ということで、いつもの神棚のお供えに加えて、お酒と榊のお取り替えや神棚の掃除をしました。

こういうことをすると、すごく気持ちが整う感じがして好きなんですよね。
そして、祝詞や真言を奏上してから、近所の神社へ参詣に伺いました。

昨日、SNSを見ていたら「お寺や神社を外国人に売ることができる法案が決まった」かなんだか、ちょっと詳細を読めていなかったのですが、要は、お寺や神社が外国人が購入できるようになることで、日本に帰化しやすくなる、という話があるようなんですね。

確かにこれは、由々しき事態ですし、このようなことが横行するのは良いことではないと思います。

こうして、この件に関して怒りの声が上がるということは、それだけ「神仏を大切に思う人がいる」ということの現れなんですよね。そこに気づくことができているのは本当に素晴らしいことだと思います。

ただ、怒りの声をあげておられる方々は、普段、神社に参詣に行っておられる方もたくさんいらっしゃると思うのですが、そうでもない方も中にはいらっしゃるかもしれないんですよね。また、神棚のあるご自宅がどれだけあるのか、また仏様にお供えしている方はどれだけいらっしゃるのか……というと、かなり人数が減ってくると思うのですよね。

ですので、元来の日本の先人の方々と比べると、現代に生きる私たち日本人はそこまで神仏を大切にできていないかもしれないと思うのです。これは私も含めての話。

私は、今年から祝詞や真言を奏上するようになりましたが、そのようなことをする前から、時々神社に参詣に伺っておりました。ですけれど、本当の意味で神仏を大切にできていたかというと、全く足りていないと思うのです。

神様や仏様に縋るのではなくて、もっと畏敬の念を持って、普段から大切にすること。
その神様や仏様の教えを自分の心の指標にして、間違えた道に進まないように自制すること。

こういうことを、もっと徹底しないといけないのではないかと思いました。

日本人が戦後、信仰心を徐々に失っていったので、神社や仏閣は観光名所ぐらいの感覚で捉えておられる方が結構いらっしゃるかもしれません。神社に行くのは初詣だけ、という方もいらっしゃるでしょう。

ですが、神様や仏様って、常に私たちのそばで見守ってくださっている存在なんですよね。
ただ、その存在を意識したり、大切にしていないと、神様も仏様も力を貸していただけないのです。常に待機してくださっているんですけどね。

今一度、このことを見直す必要のある時期にきているのかな、と今回のニュースを見て思いました。
信仰というと、「宗教なんじゃない?」とか「なんか怪しい」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、神道も仏教も宗教ではなく、本来の日本人の「生活様式」なんですよね。

ですので、信仰心を取り戻すとは、本来の日本人の生活様式に還る、ということだと私は受け止めています。
それは、日本人としてのアイデンティティを取り戻すことでもあると思うのです。

日本が壊滅的におかしい状況に怒りを覚えるのは、国を思う気持ちを思い出しているから。ですので、本当の意味で日本という国を見直して、今まで以上に大切にする行動をすることを神様や仏様からもとめられているのではないかと、私は受け止めています。

日本人には元来「自然信仰」と「菩提心」がありました。この「自然信仰」と「菩提心」を皆で思い出す時期にきているのかもしれません。

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