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暑い日の塩分の摂り方

塩分と身体の関係

まだ暫く暑い日が続くようですね。。

暑くて汗をたくさんかくと、汗と一緒に塩分も失われてしまいます。
塩分は体の水分バランスや神経・筋肉の働きに必要なミネラルなので、適度に補給することが大切ですが、塩分を摂り過ぎると、高血圧やむくみなどの健康リスクが高まります。

では、暑い夏にはどのように塩分を摂るべきなのでしょうか。


冷房に慣れると汗をかく機会が減りがち。

汗の量に合わせて水分と塩分を補給するまず、汗の量に合わせて水分と塩分を補給することが重要です。

汗は水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどのミネラルも含んでいます。これらのミネラルは体液の浸透圧や酸塩基平衡を保つために必要。

もし、水分だけを補給してミネラルが不足すると、脱水症状や低ナトリウム血症などを引き起こす可能性がある。

一方で、普段の食事で十分な塩分が摂れている場合は、水分だけで十分な場合も。
日本人の食塩摂取量は平均10g程度と多く、必要量(6g以下)をはるかに超えています。
塩分を摂り過ぎると、血圧が上昇したり、体内に水分が溜まってむくんだりすることがある。

汗の量に合わせて水分と塩分を補給するには、一般的には、以下のような目安があります。

日常生活であまり汗をかかない場合:
水や麦茶などで水分補給をする。塩分は食事で摂る。

運動や作業などで少し汗をかいた場合:
スポーツドリンクや経口補水液などで水分とミネラルを補給する。

高温下で長時間運動や作業などで大量に汗をかいた場合:
スポーツドリンクや経口補水液に加えて、塩飴や梅干しなどで塩分を補給する。

塩で料理の味も随分と変わります!

塩質よりも塩量に注意

塩分を選ぶ時は、塩質よりも塩量に注意することが大切。
市販されている食塩には、精製された精白塩や天日干しした天然塩、海藻やミネラルなどが添加された特殊加工塩など様々な種類がある。

これらの塩は、風味や色や形などに違いがありますが、塩分の主成分であるナトリウムの含有量はほとんど変わりません。
つまり、どんな塩を使っても、塩分摂取量は同じになるということ。

しかし、塩の種類によっては、塩分摂取量を誤認しやすい場合があります。

例えば、ミネラルが豊富な塩や海藻が入った塩などは、健康に良さそうなイメージがありますが、それだけで塩分摂取量が減るわけではありません。

また、粒の大きい塩や色の濃い塩などは、少量でも味がしっかりするので、つい多く使ってしまうことがあります。
これらの場合は、塩分摂取量が過剰になる可能性が高くなります。

そのため、塩分を選ぶ時は、塩質よりも塩量に注意が必要。

一般的には、1日の食塩摂取量は6g以下に抑えることが推奨されています。これは小さじ1杯弱の量に相当します。

料理をする時や食事をする時には、目に見える形で塩を使うことを意識しましょう。
また、加工食品や外食などでは、隠れた塩分が多く含まれていることがありますので、注意してください。

良質の塩はミネラルが豊富。

バランスよくミネラルを摂る

最後に、塩分だけでなく、他のミネラルもバランスよく摂ることが重要です。
塩分の主成分であるナトリウムは、カリウムやマグネシウムなどのミネラルと相互作用して体内で働く。
これらのミネラルは体液の浸透圧や酸塩基平衡を保つだけでなく、神経伝達や筋肉収縮などにも関与しています。

しかし、日本人の食事では、ナトリウムは過剰に摂りがちで、カリウムやマグネシウムは不足しがち。

このようなミネラルのバランスの乱れは、高血圧や循環器疾患などのリスクを高めることも。

そのため、塩分を摂る時は、他のミネラルも一緒に摂ることを心掛けましょう。
カリウムは、バナナやじゃがいもなどの果物や野菜に多く含まれています。
マグネシウムは、アーモンドやひじきなどのナッツや海藻に多く含まれています。
これらの食品を積極的に食べることで、ミネラルのバランスを整えることができます。

動物も、暑い日は水分多めを意識して。

まとめ

暑い夏には汗をかくことで体から水分と塩分が失われます。
水分と塩分は体の様々な機能に必要なミネラルなので、適度に補給することが大切です。
しかし、塩分を摂り過ぎると体に悪影響を及ぼすこともあります。

塩分は体に必要なものですが、摂り方に気を付けることが大切。
食事や飲み物の選択に注意して、塩分の摂り方を工夫していきたいですね。

今日も読んで頂きありがとうございました☺

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