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フランス日記:12月6日「パリ郊外でお買い物」

引き続き今日もストライキ中のフランス。語学学校は登校できない生徒がほとんどで、朝の授業は私ともう一人のロシア人の女の子だけで授業が始まった。

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▲誰も来ない…。

ジェロンディフ(動詞を変化させて動作の同時性を表す用法)の単元が生徒がいないながらも今日から始まり、先生が文法を説明した後に、それでは例文を作ってみましょうとなった。フランス語の動詞のボキャブラリーがあまりないので、考えぬいたあげく「Je chante en dansant」(わたしは歌いながら踊る)という陽気でクレイジーな文を発表したところ、クールなロシア人の女の子が「ふふふ」と笑ってくれたのが嬉しかった。

帰宅後、マダムが郊外のオウェストというショッピングモールへ買い物へ行くそうなのでついて行った。

パリは昔の城壁跡の環状道路の中にある街である。オウェストは環状線からちょっと外れており、パリの郊外になる。

郊外になると建物や街並みが全く変わり、フランスにいる感じがなくなる。

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▲やや殺伐としている気がする。
ずんどことHIPHOPをかけた車が通り過ぎて行った。

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▲オウェストのすぐ近くにある集合住宅。光が丘団地みがある。

環状線外へ出て10分ほどでオウェストに到着。
「ららぽーとみたいなところよ!」とマダムから聞いていたが(マダムはららぽーとが大好き)なるほどそんな感じのところだった。

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マダムと洋服屋さんや雑貨屋さんを見て回った。フランスでは1月に「ソルド」と呼ばれる大きなセールがあるので、それまでみな買い物を控えるそうなのだが、マダムも小声で「ソルドを待つのよ!」と言っていた。

「オー・シャンゼリゼ」の歌詞の中に「シャンゼリゼ通りには君が欲しいものがなんでもあるよ」という一節があるのだが、シャンゼリゼでなくてもパリには欲しい服がたくさんあって困ってしまうほどだ。
日本で服を買おうとすると、大体同じような色合いやデザインでその年の流行が自分にヒットしないと洋服を新調しようにも欲しいものが見つからないということがある。さらに最近は30代という微妙な年齢のため、何を着たらいいのか分からないということが多いのだが、パリには色やデザインが様々な洋服があり、「かわいい!」と思ってショーウィンドーをうっとりと眺めることが多い。
「様々な色やデザインの洋服がある」というのは、いろいろな人種が住んでいるパリという街の賜物ではないかと思う。そう思うと日本はやっぱり「多くの日本人に合う色や形で」というところに重きを置いてプロダクトが作られているのだろうな。

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<今日のストライキの様子>

ストライキで交通が麻痺している中、お店は普通に営業している。しかしみんな歩いたり、車に誰かと相乗りしたりして通勤しているので開店時間がいつもどおりとはいかないらしい。お店ごとにこんな張り紙があったりなかったりした。

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▲ストライキの影響で19時にお店を閉めますという張り紙

17時ごろパリに戻ったのだが、こちらもストライキの影響で車の交通量が多く大渋滞していた。鳴らしたところでどうしようもないのに、そこらじゅうでクラクションが鳴っていた。

また今回のストライキは電車、メトロ、バスだけでな郵便局や公立学校でも実施されているらしいので、今日のゴミ収集はおやすみだった。

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▲ゴミが回収されずに放置されている。冬でよかったよね……。


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