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ワークショップとは、「いつか、幸せになるために」ではなく、「うん、まあ幸せ」を日々、重ねていくための考え方

今年の4月から、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムを受講しています。何十年ぶりかの大学生生活は、とにかく楽しいの一言。

キャンパスへの通学もオンライン授業も、たくさんのレポート提出もあり、仕事が忙しい時には「ぐぬぬっ」となることもありましたが、同級生に恵まれ、講義はどれも面白く刺激てんこもり。
おかげで、目まぐるしくも心から楽しい日々を送っています。

青学のキャンパス、都心にあって緑あふれる気持ち良い場所です

修了を目前に控えた今は、ただたださみしい。
先ほど、最後のレポートの提出ボタンをクリックして、なおのことそんな気持ちを強くしました。

最後のレポート課題は、総合課題として、【ワークショップデザイナーとして、ワークショップを知らない人に向けて「ワークショップとは何か」を説明してください】というテーマが出題されました。

私が説明する対象者として選んだのは、高校三年生の息子です。

タイトルをつけなければならなかったので、記事のタイトルにある『ワークショップとは、「いつか、幸せになるために」ではなく、「うん、まあ幸せ」を毎日重ねていくための考え方』としました。

提出したレポートを、ここに残しておこうと思います。

ワークショップとは、「いつか、幸せになるために」ではなく、「うん、まあ幸せ」を毎日重ねていくための考え方

まもなく高校を卒業し、大学生になり、やがてそこも巣立つときがくる。
そこから先は、毎日どこで何をするのか、しないのか、より一層自分で決めないと何も起きない日々が延々と続きます

そんな風に書くと、なんだか人生って大変、面倒くさそうと感じさせてしまうかもしれません。でも、22歳で大学を卒業してからそんな道のりを22年歩いてきた私は、今、とても幸せだし、歳とってきたなぁと感じつつも、ここから先もとても楽しみだなぁとしか思っていません。「人生は、やっぱりとっても楽しいものだよ」と、これからもずっと言える気がしています。

情報がたくさんある中で、見つけていくこと。選択肢がたくさんある中で、決めること。多くの人と関わって生きていく中で、相手を知ることや自分を知ってもらうこと。

これから先、そんな場面がたくさんあると思います。そんな時に、こんな考え方を知っていると自分を助けてくれるかもしれないと思って「ワークショップ」について伝えたいと思います。

実習で、実際にWSを企画・実施したときの様子

「ワークショップ」は、人と一緒に何かをしていく時、集まった人たちでなんとかいい感じにして、何か良いものを生み出すための考え方の一つです。

これから先、人と一緒に何かをすることは避けられません。それは、仕事ももちろんそうだし、恋愛や結婚もそうだし、友だちとの関係もそう。人は一人では生きられないから、これまでもそうだったように、いつだって誰かと何かをすることになります

こうしたら絶対うまくいく、という方法は残念ながらありません。だからと言って、一人でできることには限界があるから、誰かから教えてもらったり、協力することが必要。

でも、人はそれぞれ違うから、集まった人の意見がいつも同じとは限りません。強い人の意見だけで決まってしまうのも嫌だろうし、だからと言って、誰も意見を出せずに時が過ぎてしまうのももったいないし、困る。

そもそも、押し付けられたものよりも、できるだけみんなが納得できる答えを見つけて、誰も我慢せずに決めたことの方がみんな守っていけるし、率先してできるだろうから、うまくいくよね。

ともに実習を行ったチームのみんなが送ってくれた言葉

どうしても真面目な私たち日本人は、「いつか、幸せになるために」我慢をしてしまう傾向があるみたいです。でも私は、後悔しないで生きていくには、今この時、この毎日が、最上級でなくても「まあ、幸せだな」と思って過ごしていけることのほうが大事なんじゃないかと思っています。

自分も含めて、誰も我慢しないで済むように。自分のことを知り、相手に知ってもらうこと。相手のことも知ること。そして、一緒に何かすることを通して「仲間」になっていくための仕掛けが「ワークショップ」です。

「ワークショップ」がすべてを解決してくれるわけではないけれど、これからいろんな人と関わっていく上で、大切なことの根っこは詰まっているんじゃないかなと思います。

もし、興味があったら色々なワークショップがあるから、参加してみて、実際に感じてみるといいんじゃないかな。


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WSD(ワークショップデザイナー)という専門職にもしご興味を持たれたら、ぜひこちらを覗いてみてください。
「実際、どんな感じ?」と、もし聞いてみたかったらいつでもメッセージくださいね。


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