どんなパンツの脱ぎ方をしたいか、は自分で決める

毎週土曜日は、予定が入らない限り午前中、ヨガに行っています。今日も無事に行くことができて、思う存分身体を伸ばして、平和な土曜日のはずでした。

平和な土曜日の、平和でない「通知」たち

思えば雲行きは、怪しかったんです。ヨガの途中に着信があったりとか、やたら通知があったりとか。普段からスマホはよく震える人ではあるんですけどね……。ヨガが終わってからスマホをチェックしたら、まず秘書をしている人からの「財布なくした」の一言メッセージが目に飛び込んできました。

飛行機で移動の日は、特に動向を気にしています。遅れや欠航がないか、ちゃんとゲート通過できているか。細かくツイートされる人なので、無事に乗ってくれると心底ホッとします。もちろん到着地でお迎えの人と合流できるかも心配だし、だいたい講演会のために飛行機に乗るので、すべてが無事に終わらないと本当の意味でホッとはできないのですけど。

どうやら今回は、機内にお財布を忘れてしまったよう。ツイートを何度もしているのに反応がなかったから、珍しくメッセージくれたみたいです。トラブル時は、だいたいツイートで内容を把握して動くので……。

メッセージを確認して、乗っている便名、座席位置を調べてから到着空港の航空会社の窓口に電話したら今回はあっさり見つかって解決。(あ、よくあることなのです。)さらに、空港まで取りに行ってくれる人が現れてことなきを得ました。この辺りは、本当にすごいと毎回感動します。

まぁ、お財布事件はいいんです。ものすごく「持っている」人なので、すっかり慣れた私は「絶対に解決する」という謎の信念を持てる領域まで達し、焦ることなく対処できるようになったので!

この件以外に、ツイッターをみたら通知がやたらあったんです。もういつもの比ではない。私にメンションがついている、とあるツイートへのファボの数が異常。かつ、「フォローされました」の通知の数が異常。

ナニコレ。ってなりました。久々に。

原因はこれでした。

「名前が挙げられる」ことによる影響を目の当たりにして

ツイート主の岡田パイセンは、私が秘書をしている箕輪さん関係で知り合いました。定例の会議で毎月お会いしたり、スケジュールの調整でやりとりがちょこちょこあります。信じられないくらい優しい方なので、ちょっとした判断に迷ったときにご相談させていただいたり。
ビジネスパーソンとして修羅場をくぐった数が私なぞとは段違いなので、いただく助言はいつだって金言なのです。

その岡田パイセンのここ5年のメンター的な人の、「しなやかさ」部門で私が挙がっている……!
もうびっくりです、色々と。メンターって。しなやかさって。

この後、延々通知は続き、夜には私のフォロワーは200人以上増えていました。パイセンの影響力たるや。彼の信頼の力で、誰かもわからない人間をフォローしてみようと思わせたわけですよね。

もちろん、その後の私のつぶやき次第できっと簡単に外されてしまうのだと思うのですが、いっときでもしてみようと思わせるだけのパワーってなんなんだろうって考えさせられました。

また、タイムラインには、このようなつぶやきも流れてきました。noteを運営している会社、piece of cakeのみずのさんのつぶやきです。私はみずのさんを以前からフォローしています。

名前が挙がっているはまみちゃんは、運営を担当しているオンラインサロン箕輪編集室のデザインチーム内にある「グラレコ部」の部長さん。聡明で、いつもまわりのことを考えていて、実際に自分でもたくさん手を動かしている女性。
まさかみずのさんの元部下だったとは……! 世間は狭すぎる。そして、やっぱりとっても優秀な人なんですね。私も接してみてそう感じていたけれど、みずのさんのフィルターをとおしたはまみちゃんを知って、ますますその思いが強くなりました。
はまみちゃんはたまたま知り合いだったけれど、確かに日頃からフォローしているみずのさんがこうつぶやいていたら、無条件にフォローするよなって実感しました。

人から、想起される人になるということ

この流れで、去年読んだ一冊の本を思い出しました。
ふろむださん著の『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』です。
いつもはkindleのリンクを貼っているのですが、この本は紙で読むことをおすすめします。

これって「行動経済学」や「認知心理学」が元になっているんですよね。私はその辺りが大好物なので、本書もとても興味深く読みました。

本には、大きくわけると3つのことが書かれていました。

1つは、良いポジションにつく人は実力があるのではなく、「実力があると周囲が錯覚する」からなので、成功したいなら自分に対して周囲が持っている都合のいい錯覚である「錯覚資産」を増やすことに力を注ぐべきであるということ。

2つ目は、錯覚資産を得やすい仕事に積極的にチャレンジし、「確変」が来たときに全力投球すれば、効率よく増やすことができるということ。
一つの場所で万が一悪い評価がついてしまった場合、多くのケースではそれを覆すのは難しけれど、転職や異動によってあっさりひっくり返るということは往々にしてあります。

3つ目は、人間の直感は思い浮かべやすい情報だけを使って判断するという特徴があるから、友人・知人に自分のことをアピールしたりSNSのフォロワー数を増やしたりして、思い浮かべてくれる人を増やすこと。

今回思い出したのは、この3つ目に書かれていた内容でした。
私はほんの一年半前くらいまでは、ツイッターのアイコンはショートケーキで、匿名。つぶやくことはほとんどなくて、流れていく情報を眺めるだけでした。『多動力』という本のプロモーション活動に参加することになったことで本格的にツイッターの運用を始め、確かにフォロワーは増えていきました。

だからと言って爆発的に数が増えたりはなかったし、フォロワー増のテクニックを教えてくれる情報はたくさんあったけど、どれも続けられる気がしなくて、結局思ったことや必要なことをつぶやいてきただけ。
増えていくフォロワーも「箕輪さん」や「箕輪編集室」の信頼によるものがほとんどだったと思います。

こんな話も聞いていたし、ね。
それが今回、パイセンのたったひとつのつぶやきでたくさんフォロワーが増えて、びっくりしました。これも、与えてもらった「錯覚資産」なんだなぁ……。
それにしても、素敵な言葉をいただいたと思います。「しなやか」って、実際そう言う女性でありたいと願っていたから。実際、過去につぶやいてもいました。



インフルエンサーになりたいと思ったことはないけれど、自分の中から湧き上がったものを伝えることのできる「言葉の力」はほしい。
でも、どれだけ上手に言葉をつむいでも、それだけで読まれるほど世の中は甘くないことはさすがにわかっています。

もし、ツイッターやnoteでフォロワーさんがたくさん持てたら、その分読まれていく。そういうことにも向き合わないと、嘘だよなって、そう思った出来事でした。

でも、フォロワーが増えて想起されればなんでもいいってものではない。何で、どう想起されるのか、の部分はしっかり自分で描いていきたいのです。


相変わらず「人の役に立つ」ツイートとかはできないと思うけれど、私は私のタイムラインを、きちんと「編集」していく。
パンツにだって脱ぎ方ってもんがあるのよ」が私の矜持です。



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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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