旅に出よう、冒険をしよう。大切なことを教えてくれる「ドラクエ人生論」
私、結構なゲーマーでした。
ええ、宝塚といい「何かを好きになると極めたくなる」立派なオタク気質の持ち主です。
高校生くらいまでだったか、やたらとゲームにハマっていた時期がありました。
ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、ロマンシング・サガ、クロノ・トリガー、幻想水滸伝…。いわゆるRPG(ロールプレイングゲーム)と呼ばれる冒険ものが一番好きでした。
他にも、ファイヤー・エムブレム、かまいたちの夜、バイオ・ハザード、MOTHERもやった記憶があるなぁ。
そんな訳で、ドラクエウォークもしっかりやっております。
この、アップデートしていくゲームって困りますね…。「クリア」という概念が、クエストごとにしかなくて。これやめどきってあるのだろうかと不安になります。
歩くことに対する概念をちょっと変えてくれる、秀逸なゲームです。
(淡路島にある「聖地」に行ってしまうくらいには、オタクです)
ドラクエウォークにも「職業」の概念があります。
例えば、「戦士」の人がある程度のレベルに達すると、他の職業に転職することができます。例えば「魔法使い」になって、今度は攻撃魔法を得意とする職につきます。
複数の職業を極めた人だけが選べる「上級職」になるために、それを見越して「転職」したりするのです。この場合は、「魔法戦士」という上級職を狙うことができます。
しかし、転職するとそれまで上げてきたレベルはリセットされて「レベル1」に戻るのです…。
そりゃあそうだよね、と思いつつ、移動中機会があればレベルが上がるように戦闘を繰り返していました。(ウォークモードと言って、ある一定の速度で移動している間、自動で戦闘をしてくれるモードもあったりします。)
一つの職業で得られるスキルをすべて得るためには、レベル50になる必要があります。その前でも一定レベル行けば転職はできるのですが、極めたい私には、レベルは50しかあり得ない。
50までレベルを上げて、転職して再び50までレベルを上げないと上級職に慣れない…。この果てしなさに、心が折れそうになりました。
はて、これって本質的なことなんだろうか。
そもそも、私なんのために冒険していたんだっけ?
ドラクエはいつだって、その冒険の過程で私に大切なことを教えてくれるゲームなんです。
こんなつぶやきを見て、共感してくれる人がいたり、道を指し示してくれる人がいたり…、仲間をくれるゲームでもあります。
そんな折、ふと数年前に胸に刺さりまくった、ある人のつぶやきを思い出しました。それは、シリコンバレーでベンチャーを立ち上げて奮闘されている古賀さんの「ドラクエ人生論」です。
ご本人が一連のツイートをブログにまとめていらっしゃいます。
人生をドラクエに当てはめて発せられた言葉たちに、ハッとさせられます。いくつか、引用させていただきます。
・快適な生活を送ってるのは、スライムばっかり倒してるからだろ。
・戦わないやつに会心の一撃は出せない。
ぐさぐさぐさっ…。
場所なんてどこだっていいんです、自分が何に切り込んでいってるか、ちゃんと考えているかどうか。
怖くったって、戦わない限りクリティカルな結果なんて出せないんですよね。
・レベルが低いからこそ、お金は強い武器に投資し、より高い経験値を稼げるようにしなければならない。資格でも何でもいい。自分の武器に投資する。
・強いやつはルイーダの酒場で呼ばれて、どんどん戦ってどんどん強くなり、転職しながらスキルを極め、苦難と戦い続ける。弱いやつは呼ばれないから弱いまま、どんどん強くなる仲間の戦いを眺めながら、すごいなあ、で終わる。
死なないように防御力を高めるため良い防具を身につけて、やや高めの敵と戦った方が早くレベルが上がるんです。
弱い敵をいくら倒しても、中々レベルは上がらない。
仕事も同じですよね。
ちょっと無理めのプロジェクトにチャレンジできる環境に行かなければ。下積みって、そういう意味では最低限でいいんです。
そのためには「呼ばれる」環境に身を置かないと。
・レベル20になったら転職するだろ。レベル1に落ちるのが怖くて魔法戦士になれるか。
・もし強い敵にやられても、教会からやりなおすだけだ。お金はなくなるが、経験は残っている。
これですよ。
そう。目指すのが魔法戦士ならば、転職するしかない。
リスクを取らずに、誰もが行ける領域の外へ出られるかってんだ!
正しくリスクを取ったら、あとは経験を積むしかない。そして、上に出てきたことにつながっていくんですよね。
スライムとばかり戦っていないか? 自分に投資をしているか? 「呼ばれて」いるか?
努力は正しい方向にしなければ!
ドラクエに例えた、古賀さんの愛ある言葉たちは最後「旅に出よう、冒険をしよう」と結ばれます。
ドラクエの原作者、堀井雄二さんのメッセージが淡路島にあるドラクエの聖地の記念碑の裏に彫られています。
「人生はロールプレイング」
私も、自分の旅を続けます。
旅の道のりで出会えるたくさんの仲間と、かけがえのない教えを胸に。
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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。
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