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ストレングスファインダーは、読み解いて使うもの

三連休の真ん中の、朝8時からミーティングを入れるともれなく充実感がみなぎります…! というより私、予定がないとダメ人間になりがちなのです。こんなにお休みが苦手で、これまでどうやって生きてきたんだろう。

自分と相手を知るためのツール、ストレングスファインダーに魅せられて

この打ち合わせは、来月行われるとあるPR案件のためのキックオフ。オンラインサロンでPR案件を受注するという、新しい時代の到来を感じずにはいられない案件の、プロジェクトマネジメント的なことを担当しています。

メンバーは大学生から社会人まで、まだまだ若くて、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ女子たち。打ち合わせの後も残っていたさよと、ふとしたことから「ストレングスファインダー」の話になりました。

アメリカのギャラップ社が提供する強み診断である「ストレングスファインダー」に、私は8年ほど前に出会いました。その頃はまだあまり知名度が高くなかったのですが、最近ではトップ5くらいは出している方が増えているなという印象です。このテストについて、詳細は以前書いたnoteで。

私、これ好きなんですよね。まずもって、テストを受けると値段に応じてトップ5か、34種類ある「資質」全部の順位が出せるのですが、この「資質」のすべてが才能、強みであるところ! どれが上位に来ようと、それはすべて自分の強み! そのポジティブさが大好きなのです。

それなのにちょいちょい見かけるのが、「あの資質が上位に欲しかった」とか「自分の上位資質が好きでない」という声。全部強みですからね、どれが上位に来ても下位に来ても大丈夫です。ただ受け入れて、愛してあげたらいいのです。

私はストレングスファインダーに出会い、その後も継続して向き合うことで、自分と人との違いをますます愛せるようになりました。もともと持っている資質から言っても、人と人の違いに目を向ける傾向があるようなので、それが言語化できたことがたまらなかったのでしょう。

明らかに生きやすくなったと感じています。

診断でわかるのは、あくまで自分の「傾向」

ふとした流れで、友人であるさよのストレングスファインダーのトップ5を見せてもらいました。さよは、診断をしてみたものの「ふむふむ」と思ってそれっきりだったそうです。これもストレングスファインダーあるある! 診断しただけでは、何にもならないのです。

普段から感じていましたが、私とよく似ている並び。トップ10までで見ると、「適応性」以外は全部かぶっています。でも、ちょっとした並び順の違いや資質の違いは、その発現の仕方に実はかなり大きい影響があるのです。

34個の資質から上位5つに入る資質の組み合わせ(順位も考慮する=順列)の数は、3,300万通りを超えます。上位5つの資質の並びが自分とまったく同じ人は、日本中を探してもあと3人いるかいないか。トップ10で計算すると、組み合わせの数はなんと一兆通りを超えてしまいます。世界中を探しても、自分と同じ並びの資質を持つ人は他に誰もいないとい言っても良さそうですよね。

もともと、ストレングスファインダーは「統計学」をもとに作られています。資質は、強みそのものというよりは「傾向」がわかるものと解釈した方が理解しやすいです。
自分にとって自然で当たり前である「傾向性」。それをきちんと意識して、日々の仕事や人間関係の中で、効果的・生産的に使うことで初めて、自分だけの「強み」にできる。ここを理解していないと、単なる性格診断の域を出なくて、もったいない!

手軽に読み解くのには、「個人的なインサイト」を参照する

診断したあと、並びを眺めてもどうしようもないケースが多いと思うのですが、ストレングスファインダーのコーチ資格を持っている方のセッションを受けるのも中々難しいかもしれません。
そんな時は、公式サイトもしくは公式アプリにログインした状態で見ることができる「個人的なインサイト」に注目してみてください。

トップ5のそれぞれの「資質」の説明文、実は人によってまったく違うんです。それは、組み合わせや並びによって「資質」の発現する方向性が変わるからです。

ちなみに、私とビジネスパートナーである実加の資質は、基本的にはとても似通っています。コーチの方に見てらっても、大きく違うのは「適応性」「活発性」が真逆の出方をしていることくらいと言われました。
それでも、お互いにトップ1に持っている「最上志向」の説明文はこんなにも異なります。

(私の「最上志向」の説明文)

(実加の「最上志向」の説明文)

どうして私が読書好きってわかるんでしょうね? そして、「共同作業」や「人」「相手」などのワードが人との関わりを連想させますね。これ途中までなのですが、この後も延々と「人の特性を見抜く」などの言葉が続き、本当に「最上志向」の説明かなって不安になるくらいです(笑)

それに対して実加の説明には、「人」は出てきません。あくまで「自分」にフォーカスしている感じを受けますね。もしかして、私たち二人を実際によく知る人にとっては納得感のあるところかもしれません。
こういった違いは、一体どこからくるのか。たとえば同じ「人間関係構築力群」に属する「社交性」と「親密性」という資質を私も実加もトップ10に持っています。一見似た資質ですが、これらのどちらがより上位にあるかによってもまったく違う傾向を持ったりします。

トップ5の5つ分、並びや組み合わせに応じたその人だけの説明文になっているので、ぜひ読んでみてくださいね。5つ分読んだ上で資質を見返してみると、その言葉の意味がよくわかるかもしれません。

「自分を知る」ことは、いつだって踏み出すための第一歩。誰かの、何かの役にたったらいいな。

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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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