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子供に何かしてあげたい。でも教育ママだと思われたくない。

数週間前、入院中に義父母が面会に来てくれました。
そして数日前、義父から、「これで大きな画面で〇〇(息子)の成長を見られるね」とiPad Proをもらいました・・・
もし私が使わないなら、今の時代タブレットがあった方が便利だから息子に使わせて、とのことでした。

義父は、とてもマメな性格で、かつ、デジタル育児推進派なんです。

みなさんは、教育方針について家族で話し合ったことはありますか。

我が家は全くないです。
夫とはもちろん価値観は違いますが、何となく方向性が同じだったので、特に話す機会がありませんでした。

今回は、私の教育方針について記載します。



育った環境

私の場合

母は私が乳児の頃に職場復帰しました。
産後休暇後すぐだったようです。
なので、私は乳幼児期ほとんどの時間を祖父母に育てられました。

祖父とお出かけ、祖母の丁寧な食事で、母が土日しか家にいなくても楽しかったです。
自然が大好きで野山を走り回っていました。

「運動神経は遺伝かもしれないけど、水泳とスキーは経験値!」という母の持論で、3歳から母とよく運動はしました。
また、博物館やコンサートなど本物に触れる機会はたくさん用意してくれた気がします。

小学生になり進研ゼミを数年しましたが、教材を溜めまくり全然楽しくなく退会しました。

習い事は、小学校前からピアノ、1年生で水泳、3年生で習字を始めました。
自分でやりたい!と言ったこともあり、ピアノは高校卒業まで、水泳は6年生の大会が終わるまで、習字は師範を取るまで続けました。
実際、ピアノは泣きながら弾いていた時期もあり辛かったですが、続けさせてもらって感謝しています。

中学生で個人塾に通いましたが、先生が面白い方で楽しかった記憶があります。

振り返ってみると、母は、私を祖父母に預け、教育は適度に外注していました。
基本的に遊んで過ごしたので、母が教育ママだと思ったことは一度もありません。

夫の場合

中学校受験して良い大学を卒業した教育熱心な父と専業主婦の優しい母、といった感じで、夫は私よりも遥かに充実した幼少期だったんだろうな、と感じます。

幼稚園の後に勉強している夫の小さい頃の写真を見たことがあるので、きっと親が幼児教育を頑張ったタイプだと思います。

習い事も習字しか知らないのですが、塾には結構通っていたと聞きました。

私より夫はずっと賢く穏やかです。
生き抜く力もチャレンジ精神もあるし、夫の口から愚痴を聞いたことがありません。

きっと、義父母に丁寧に育てられたんだろうなと日々感じます。

都会の知人に言われたこと

職場の同期に「何かお受験のこと聞きたかったら声かけてね」
職場の先輩に「習い事や幼児教育困ったら相談乗るよ」
と言われたことがあります。

私も会社に入って学閥に助けられたことはあります。
同じ大学出身の先輩後輩問わずよく挨拶してもらいましたし、研究室まで同じ執行役員の方には目をかけてもらいました。

でも、こんなに小さい子の受験のことをもう考えるのか、と学歴重視の考え方に圧倒されました。
きっと選択肢が豊富であるからこその意見だと思いますが、私がプレッシャーに負けてしまう気がします。

私自身、読書が好きなので、育児本などたくさん読んだりしています。
どちらかというと教育ママになりそうな性格なのですが・・・

全て教育とマネーの力に動かされている気がしてしまいます。

教育ママの素晴らしいところ

✅子供のためを思った行動をしている
✅何年も先の未来を考えている
✅家事や仕事もあるのに子供に教育をさせる力がある

教育ママは、かっこいいと思います。

ずっと先の子供の成長を考えたり、子供を導くように目標設定するって難しいことだと思います。

バリバリ家事も仕事もこなして、子供に教育もさせるなんて、並大抵の努力じゃできません。

専業主婦でも、家事に教育に力を入れられる方は、会社員以上の労働とスキルがあると思います。

我が家が子供に教育費も時間も沢山かけられる家庭なら、とは思います。
教育熱心になれるものならなりたいです。

私が教育ママになりきれない理由

✅自分の母が教育ママではなかった
結局意識しなければ自分が育てられたように子を育てると思います。
あまり勉強を見てもらった記憶もなく、楽しくのびのびした幼少期だったので見本がありません。

✅疲れそう
実母は外注・義母は自分で丁寧に、と感じるので、共働きの私や夫が丁寧に幼児教育する自信はありません。
できるだけストレスなく過ごしたいです。

✅過干渉になってしまいそう
子供のことは信頼しているのですが、自分と子供は別ということがわからなくなってしまうのではないかと心配になってしまいます。
自分の人生を生きたい、子供にもそう思ってほしいと願いながら、知らず知らずのうちに子供を縛り付けたりしないかな、と思ってしまいます。

✅これやってます!と周りに公言するのが恥ずかしい
夫に「これを息子にさせるのどう?」と話すのが苦手です。
実家に「これやってるんだ!」と言われるのも嫌です。
親も子も辛くなったとき、必死に子供を誘導し教育するのは恥ずかしいと思ってしまいます。
ある程度は補助が必要だと思いますし、そんなにプレッシャーを感じたり与えたりしない方がいいってわかっているんですけどね。

でも最近ひとつ、嬉しいことがありました。
あまり息子に物を与えない夫なのですが、「息子がこれ好きそうだから買っていいかな」と割と大物を提案してきました。
子供の好き!を家族で共有できている気がして嬉しかったです。

矛盾するのですが、家族で気軽に話す大切さを感じました。

私の教育方針

育児方針は人それぞれなので、家庭によって違っても、夫婦間で意識の差があっても問題ないと思います。
でも、お互い何を思っているか、家庭内で話す機会はあった方がいいと思います。

こんな大人になって欲しい

✅自分の好きなこと・やりたいことを見つけられる
✅やりたいことに挑戦できる
✅家族・友人を大切にできる

考えてみたら、すごくシンプルで少なかったです・・・

乳幼児期に私ができること

✅絵本を読んだり歌を歌ったり一緒に遊べる時間を大切にする
✅子供の好きを最優先にする
✅体験はたくさんさせる
✅自分で考えることができる環境を作る

息子が3歳になり私が職場復帰する前には、習い事などゆるく検討してみようかと思います。

気をつけたいこと

✅無理強いはしない
✅お互い辛くなったら休むかきっぱり諦める

親も子も楽しんでできれば良いのですが、自分も子供も辛いときはくると思います。
そんなとき長年一緒に積み上げてきたのに、子供の意思を尊重してやめるのは難しいと思います。


こんなことを考えている時点で、私は教育ママなのでは?と思ってしまうのですが、子供の成長をそっと見守りたいと思います。

今回、義父の面会で深く考えるいいきっかけになりました。
退院して育児に余裕ができたころ、家族で話し合ってみたいなと思います。

多くの家族や子供が、自分たちらしい選択の中で成長していけますように。

読んでいただき、ありがとうございました。

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