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ami*emi『本当の自分を生きる』演劇プロジェクトとは

【公演概要】
2022年11月12日(土)17:00-19:30 / 13日(日)15:00-17:30  
光が丘IMAホール

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◆ami*emi「本当の自分を生きる」
演劇プロジェクトとは


「自分とは何者なのか」
「何のために、生まれてきたのだろう?」

人生通じて向き合ってきた20代~50代までの大人たち。

演劇経験がほぼない彼らが舞台を通して、肩書も年齢も関係なく
「本当の自分」と向き合い一つの作品を創り上げる。

このプロジェクトは、ひとりひとりが最大限
「自分を生きる」ことで調和する社会創造を目指しています。


◆プロジェクトの発端


「ひとりひとりが自分らしく生き共に創る世界へ」

このプロジェクトは、カメラマンとして活動する私、青木優佳が、
筋ジストロフィーを抱え歌う小澤綾子さんと
舞台演劇一筋『人間探究家』の金澤萌恵さんをお繋ぎしたことから、
はじまりました。

この3人の活動の共通項は
「ひとりひとりが自分らしく生きる」世界を目指していること。

小澤綾子さんは、筋ジストロフィーを抱えながら日本IBMに勤務、全国で歌と講演活動をされ、パラリンピック閉会式にも出演。

綾ちゃん


診断された絶望の日から「普通」であることを切望したと言います。その彼女が希望を持てたのが人との出逢い
そして、人と違うということを受け容れることが出来たら絶望した日には考えられないほどの楽しい日々がここに在ったと気づけたそうです。

同じ病気の方から受け継いだ歌と講演を通じて全国に「自分の出来ないことや弱さを受け容れて、違いを認め合って生きよう!」と訴えつづけています。


演出家の金澤萌恵さんは、2020年にコロナ禍でのべ1000人を動員する舞台を成功させた、舞台女優・演出家。

もえちゃん


小学校の頃から舞台女優になると決めて演劇一筋で活動してきました。
その中で、型にはめられて技術を追い求めるようになり、だんだんと本来やりたかった演劇から離れていく違和感を感じはじめました。彼女がやりたかったのは、幼稚園の時に誰もが遊んだ「ごっこ遊び」。その場にいる全員が、架空の設定を疑わず、ただただ純粋にヒーローやヒロインになりきった。

安心の場で、自分が信じたものになりきる。
それは小さな頃にしか許されない遊び。

でも、本当の欲求は実はその中で発揮されることの方が多い。

人間探究家でもある彼女は、技術ではなく人間本来の感情や感性にフォーカスして独自の方法で演劇を創ってきました。
その中で気づいたのは、抑圧された感情を抱えたまま生きることで、大人は生きづらくなっているということ。
感情をジャッジし、良い悪いと判断することで、自分の可能性を狭めてしまっていること。

もっと、自分の中に抑圧した本音を受け容れ
「自分自身が信じた生き方を選んでいこう!!」

これが、彼女のメッセージです。


そして、今回の演劇プロジェクト主宰の青木優佳(ゆか)

ゆか

私は、カメラマンとして活動する中で
写真を撮られた時に「これが私!?」と涙する女性に出逢いました。

人は自分の美しさを知らないのだ。
そう気づき、「あなたはこんなにも素敵だよ」と伝える為の写真を撮ってきました。

同じように、人は自分の内面の素晴らしさも気づきにくいものです。ある時に、複数の人に「こんなに人生のことを話せるのは、優佳ちゃんだけだよ」と言われ、自己探求を深めている女性たちを集めた所、一気にそれぞれが個性を花開かせていきました。

人は、一人で自分を活かすことはできない。
人との出逢いによって、花開いていくのだ。

そう確信し、もっと沢山の人たちと自己探求し磨き合いながら
一人では決してできない大きな創造をしたい!!!

その先は、「ひとりひとりが個性を最大限輝かせるからこそ、美しい面白い世界を創れる」

そう思っていた時に、
金澤萌恵さんから、この舞台をやろうよ!!と背中を押していただけたのです。

この舞台は、
人が抑圧してきた感情を解放し本来のその人の質を引き出す 萌恵さんと
才能は出逢いと共創(自立的相互支援)によって発掘されると実感してきた 優佳
そして、違いを超えていく強い想いを体現してきた綾子さん。

三人から

「自分らしく生きても良いのだ!」と思える方々がもっと増える日本になることを願って、今、届けたい舞台プロジェクトなのです。



◆舞台のSTORY

キービジュアル


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宇宙人ノアがチキュウに降り立ち、チキュウに住む車椅子の少女アコヤ(小澤綾子さん)に出逢う。
二人は、チキュウの様々な「感情の町」を旅していく。
感情が理解できないノア。色々な疑問をアコヤに投げかけていく。
そして最後の時。「死」という概念にはじめて触れ、孤独を体験した宇宙人が感じたものは・・・
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原案は、金澤萌恵さん。
彼女は、この原案を書く為に、小澤綾子さんに質問をしました。

ほぼ初対面で「綾子ちゃんの死生観を聞かせてくれない??」

戸惑いながらも綾子ちゃんは答えます。
「自分は螺旋の一部だと思っている。この肉体が離れても螺旋は続いていくように。バトンを渡していきたい。」

この答えに感銘を受けて、萌恵さんは
「螺旋の一部」
これを舞台の一つの軸とするとイメージが湧いたそうです。

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また、綾子さんは語ります。
様々なメディアで取り上げられることも多いけれども
ひとつの感動パッケージのようになってしまい
「こんなに苦労した人がこんなに輝いている」という分かりやすいシンデレラ物語になることにモヤモヤしていたと言います。

本当は、
「私だけじゃなくて、一人一人が特別なのだから自分の人生を生きよう!
それがメッセージで、そういうバトンを渡していきたいのに。
講演会でも中々それが伝えにくいと言います。

それを、ファンタジー物語という形式にしたことで
伝えたいことが伝えられる!!と意欲を燃やしています。

この舞台は
【この地球に生まれて良かった!
悲しみも苦しみも全て愛おしい感情なのだ。】
と、今を生きている自分を愛おしく感じられる物語

になっています。

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◆なぜ、このプロジェクトを行っているのか

「何のために生まれてきたのか?」
「自分は何者なのか」

そう、考えたことはありませんか??

大人になって、社会の常識に合わせることに違和感を覚えて。
独自に自己探求を深めて、「自分には何の役割があるのだろう?」
その答えを追い求めながら様々な本を読み漁り自己啓発セミナーを受け
起業を目指したりする・・・

ただ、好きなことをするだけではなく
自分だけにしかない価値で誰かの役に立ち、それを仕事にしたい。

どの様に生きたら、歓びを実感しながら世界に貢献できるのかを、
知りたい。

今の世の中は、どの世代も「やりたいことを見つけたい」と思っていると言います。この真意は「生きている意義を見つけたい」これと同義ではないでしょうか。

現在の日本は、変わりつつあります。しかし、まだまだ安定であること、常識的に人に迷惑をかけずに生きることを良しとする空気感は完全には拭えません。

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◆主宰: 青木ゆか のストーリー

私自身、組織に上手くなじめずに僅か1年で脱サラをして起業。12年間個人事業をして生きてきました。

自分は、何者なのかをずー--っと、探してきました。

変化のきっかけは、出逢い。

離婚問題で過呼吸・うつになった時に、出逢った方から心理学・脳科学を教えていただき、精神の学びを実践しました。それまでは20代からずっと1カ月に1回は特に訳もなく死にたくなっていたのですが、それ以降、死にたくなることがなくなりました。離婚後2か月で理想以上のパートナーに出逢え、この世界は現象化する前の状態を変えることが出来ると実感しました。物理学専攻だった私には、衝撃的でした。

そして同じように、「この世に生まれてきた命をどう生かすか」を真剣に考えて取り組む仲間たちを集めて「本質を生きる女神会」を発足。

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互いの才能や魅力を伝え合い、それぞれの才能を提供しあい、それぞれのビジョンを皆でイメージし、それぞれがそれだけに向かって進む。悩んだら、仲間たちに相談をし、現象ではなく、それを創り出している前提を互いに掘り下げることで、気づき進化していく・・・

周りから見ると、素晴らしいと思う所が、本人だけは「当たり前すぎて」中々気づけないものです。

自分の真の才能には、決して自分だけが気づけないことを知り、仲間の大切さを実感しました。


そんな中、女神会のメンバーでもあった金澤萌恵さんが、封印していた「ノンバーバルコミュニケーションワーク」を女神たちにしてくださりました。

女神奄美大島 (5)

そこで、身体と感性を開くことで、もっと本来の質を活かすことが出来る。パワフルになれる!! 自分の中でNGを無意識に出していた部分にOKを出せるようになる!!ということを実感してきました。

このワークの素晴らしい所は、「なんでもOK」。演劇なので、その場では社会的には決してできないようなことも、絶対にしてはいけないと思うようなことも、全部全部、OKなんです。何を出してもOK。究極の安心の場がそこにはありました。

疑似的な空間で、全部出すことができると、日常生活では抑圧することがなくなります。

この安心の場を、もっと広げていきたい。

女神奄美大島 (4)

世界が安心の場になり、自分の中が満ちて平和であれば、
人と違うことを否定されることも、常識に合わせて生きなければいけないことも、誰かの正しさを生きないと価値がないと思うことも、なくなります。

そうすれば、もっともっと互いに素晴らしさを認め合い、個性と個性で面白い化学反応を楽しむことができる!!!

沢山の人たちと、それを共有すれば、
もっともっと多くの、地球を楽しめる「体験」が出来る!!!

変革の時の今だからこそ、この物語を沢山の方に届けたいのです。


◆キャスト達の変容

4月から16名の20代~50代の方々がお稽古に取り組んできました。

彼らは演劇を殆どしたことのない素人ばかり。

公演をしたからといって、収入が増えるわけでも、有名になれるわけでもなく、何を得られるかも分からない。それでも、「本当の自分を生かして表現していく人生にしたい」その想いで、参加してくれました。

4月から7月までは、歌・ダンス・お芝居の基礎的なトレーニングを行ってきました。

お稽古写真4-17

その中で

ZOOMに顔出しが出来ないくらいシャイだった方が、自分の半生を皆の前で語れるようになった。

・大勢の前では無意識に気を遣って自分らしくいられなかったのが、安心して自分を出すことができるようになった。

・「人の為に」時間を使うことが多かったが、「自分の為に」楽しんでお稽古に参加できるようになった。

・目立ちたいと思って参加したが、今は純粋に自分を表現することが楽しくなった。

・パニックだったのが、安心できる場だと分かってからは、いつの間にかなくなっていた。

・旦那さんに本音が話せなかったのが、本音を話せるようになった。

そんな変容が起き、毎回のお稽古で、誰かがブレイクスルーを起こしています。

ゆうき合宿写真

講師の先生からも、「今までプロとして出演する時には、競い合うようなエネルギーが多くて、それが嫌だった。でもこのチームは皆心から尊敬し合って素晴らしいメンバー。私も役としてこのメンバーと一緒に舞台に出たい!!」と言ってくださったんです!!!!!

8月からは本格的に、彼女たちのキャラクターが発揮できる完全オリジナルの台本に沿ったお稽古に入りました。

役が決まった時にも、気づきの連続。

・憧れの役を希望して、オーディションで挑戦したけれども、決まった役は、その役に憧れている役。これまでの自分が培って持っているものを見直せというメッセージを受け取った。

・はじめて、自分が望んだものが手に入った。望んでもいいと許可できた。

・悔しくて、悲しくて、こんなにも辛くなるとは思っていなかった。まだこんなに真剣になれるんだ。本気で望むことをして良かった。

220706配役オーディション (3)-1


「本当の自分を生きる」に向き合ってきた彼女たちの本気度は凄まじく。
週3日、朝10時~21時まで。平日も含めて、大多数が来れる限りの日程を割いてお稽古に取り組んでくれています。講師の方々も、もはや「素人」とは見ていません

プロに指導するように、言われたことは家で練習して次までにしてくることを前提としたお稽古が進んでいきます。

ミュージカル作品の為、全18曲を、全身あざだらけになりながら、日々練習しています。

出来ない。悔しい。悲しい。そんな感情も日々味わいつくしています。それでも、人が10回でできるのを、自分は100回しないと出来ないから、100回やる。そう決めて日々努力していることも。自分を責めながらも、それでも仲間に勇気をもらってひとつひとつ取り組んでいくことも。

全て全て、私たちの宝物になっています。

合宿イメージ

混乱が多い世の中ですが、だからこそ何歳でもどんな状況でも、何者でもない「本当の自分」に挑戦するキャストの姿は希望だと思っています。
「本当の自分」とは、出来ると思っていた自分の枠を超えて、全て自分の中に在ると気づき真に【自由】になっていくことなのではないかと思うのです。

年齢も肩書も関係なく「自分」として立つ、彼らの熱いエネルギーを、一緒に感じていただけましたら幸いです。

220515合宿

詳細・チケット購入は、こちらから

https://www.amiemi.com










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