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Let's learn English together!

25年ぶりくらいに英語を教え始めた。中学時代に私が習っていた英語の先生は、人に教えると自分に力がつくから、と小学生の生徒さんを紹介してくださり、そこから家庭教師(もどき)を始め、高校時代には中学生を大学時代は小中高校生を教えていた。社会人になっても、どうしてもと言って来てくださる親御さんのお子さんの受験をこっそりお手伝いしたりもしていた。

それ以降は、自分自身の仕事上での英語の出番が増え続け、学生時代はおろか、留学時代の英語、あれはなんだったんだ?あの程度でよくやっていたな、と自分で恥ずかしくなりながら振り返ったりもした。とはいえ、文法的に英語の構造を説明したりする機会はなかったし、英語の勉強というものからはすっかりご無沙汰だったと言える。

8歳から一緒にマレーシアに住んで現地のインターナショナルスクールに通っていた娘が会話力や英語で学習する力を付けて行く過程をそばで見られたことはよかった。また、先に帰国して日本の中学校で日本語で学習する力を取り戻し、且つ英語の文法を学んでいく過程も面白かった。さらにそこから、中3からはカナダのボーディングスクールに行きたいと言って、一気にTOEFLやエッセイライティングの勉強を通じた、日本語でのコンセプチュアルシンキング→英語でのストラクチュアルライティングというシフトもなかなか見応えがあった。

今や英語の国のEnglishという授業で「満点にあと2点足りなかった!」と悔しがっているのを聞いて、子どもってすごいな、と驚きとともに、本気で尊敬してしまう。それはさておきー。

今回マレーシアから久しぶりに長々と帰国して感じたのは、日本って日本語ばかりだな、ということ。日本語大好き人間なので、そのこと自体はよいのだが、英語が出来たらいいのにな、とか、英語が話せるように、使えるようになりたいのに苦手、と言っている人が多い事が気になった。すなわち、使う機会が無さ過ぎるがために、折角勉強しても忘れてしまうし、使えるようにならないということだ。

今や小学生、いや幼稚園から英語の勉強を始めている子も沢山いて、社会人でも英会話学校に通ったり、気軽なオンラインレッスンも受けやすくなり、みんな頑張っている!なのに!!

これ、お手伝いできるな、と思ったからには、すぐにやらないと気が済まない。主たる仕事にすることは出来ないし、本職の素晴らしい先生方も多くいらっしゃる中であることは承知のうえで、出来ることを出来る範囲でやろうじゃないか、と考えた。これがすこぶる楽しい。ここに書きたくなるくらいに。

そうそう、そこが分かりにくいよね!なんで?って思うところ、わかるわかる。と、自らの歩んできた道や、娘のひっかかっていたポイントなどが思い出されて、きっとこの人はここがすっきりすれば、次のルールが理解できるな、と考えるとワクワクする。もちろん、その結果、あ、わかった!となって、もう少し高度で内容豊かな言葉を発することができるようになってくれると、やった!と嬉しい。

カードゲームのように、新しいルールを少しずつ覚えて、使えるカードを増やして、それらを組み合わせてパワーアップしていく過程を一緒に楽しませてもらっている。生徒さんがうまく出来ないときは、自分の伝え方がヘボいからだと思う。これまで使ったことがないとはいえ、単なる言葉に過ぎないし、ちょっとはすでに勉強していることを、使えるようにすればいいだけなのだから。その方法を一緒に見つけながら、見える世界、コミュニケーションの取れる世界を広げていくことができれば、これより嬉しいことは無い。

そんなこともしている今日この頃なのでした。


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