パートナーシップのあり方を1年間追い続けて見えてきたもの
少し早いですが、2018年の簡単な振り返りと、2019年にやりたいことをまとめてみたいと思います。
家族・パートナーシップのあり方を1年間取材してきた
2018年は、「家族・パートナーシップのあり方」をずっと追ってきた1年間だったといえます。
デキる男の育児論シリーズの連載を1年間行い、イケダハヤトさん・落合陽一さん・田端信太郎さんなど、さまざまな方の育児論や夫婦論を取材してきました。
どの取材も学びがあり、素晴らしい体験をさせていただきましたが、特に印象に残っているのが田端さんの取材です。
田端:よく「結婚するのは当たり前」とか「離婚する人は社会不適合者である」と言いますが、僕は逆なんじゃないかと思うんです。動物的に考えると、ずっと夫婦でいられる方が不自然だし、離婚する方が自然。
つまり結婚して円満な夫婦関係を続けていられるのって、俳句を詠んだり詩を書いたりするのと同じくらい、めちゃくちゃ文化レベルが高いことだと思うんです(笑)
「ずっと夫婦でいられるのは、当たり前ではない」「常に二人の努力が求められる」ということを、田端さんの言葉からひしひしと感じたのを覚えています。
2018年の後半は、「多様な家族のあり方」を追いました。
シングルマザーのスザンヌさんに取材をして、彼女の強さに圧倒されたり、必ずしも「両親が二人そろっている=幸せ」ではないよなあと感じたり。
2018年で一番反響があったのは、日本で一夫多妻を実現するご家族への取材記事です。
3人の本当に楽しそうな姿が印象的で。
内容が衝撃的なだけに、ひとつ言葉を選ぶにもものすごく時間がかかり、神経をすり減らしながら執筆していたのを覚えています。
「受け入れられない」という人もいれば、「こういうパートナーシップの形も素敵」「衝撃的だけど、本質を突いている」といった反応もあり、かなり賛否両論分かれた記事でした。
反響はすさまじく、
・前編と後編で400万PV突破
・ヤフコメ急上昇ランキング1位
・新R25歴代ランキング8位
など、これまで自分が書いてきたものの中では一番大きな反響をいただき、新R25で執筆したのはとてもいい経験になりました。
(新R25のみなさま、ありがとうございます…!)
この1年間、仕事でさまざまな夫婦論やパートナーシップ観に触れてきて、「仲が良い夫婦と悪い夫婦は何が違うんだろう?」「どうすれば、パートナーとずっと仲良しでいられるのだろう?」ということに関心を持つようになりました。
パートナーシップについて悩んでいる人は、意外と多いのかもしれない
また、私自身も今年入籍をし、夫との出来事をTwitterでつぶやくようになったこともパートナーシップについて深く考えるきっかけとなりました。
「おおざっぱ王国」のツイートは13万いいねを超える反響があり、
私と夫にとってはただの日常の一コマなのに、「そうやって考えればいいのか!」とポジティブな反響をたくさんいただいたのが印象的でした。
家庭の中のルールって、二人の間で閉じてしまうことが多い。でも、いろいろなツイートの反響を通じて、
「(自分たちの中では大したことないと思っていても)夫婦のルールや仲良しの秘訣は、他の人にとっても価値があるものなのかもしれない」と思うようになりました。
パートナーのことが大好きな人同士のオンラインサロンを作った
そこで11月に立ち上げたのが、パートナーのことが大好きな人同士のコミュニティ「スキ活サロン」です。
「パートナーとずっと仲良しでいたい」「パートナーを大切にしたい」そんな想いを持っている人たちが集まり、仲良しのコツを共有したり、何かあったときに軽く相談できる場所を作れば、すごい価値が生まれるんじゃないか。
そんな想いで作ったコミュニティは、1時間もしないうちに第1期メンバーの募集が埋まり、
ありがたいことに、「第2期メンバーに入りたい!」という問い合わせが殺到しています。
コミュニティを作ってからまだ1カ月も経っていないのですが、朝起きるとみんなののろけが投稿されていて、愛と優しさにあふれた素敵な空間になっています。
スキ活サロンの特徴は「全員が主役、全員がコンテンツ、全員が先生である」ことだと思っています。
みんな、何かしらパートナ―と仲良くする秘訣を持っているし、パートナーシップに悩んだ経験、喧嘩を乗り越えた経験などを持っています。
奥さんの産後うつを乗り越えた人、結婚式のために7キロのダイエットに成功した人、毎月彼氏と手紙を交換している人、超効率的にタスク管理している理系カップルなど、
さまざまなメンバーがいて、どのメンバーの話にも学びがある。これは本当にすごいことだと思います。
来年の目標「パートナーを大切にしたい人たちのインフラ作り」
来年は「パートナーを大切にしたい人たちのインフラを作ること」を目標とし、スキ活サロンの事業をさらに拡大させていく予定です。
第1期メンバー10人だけでもこんなにいろいろな話が聞けるのだから、1000人集まったらパートナーシップに関する知見はものすごいことになるはず。
来年の終わりにはメンバーが1000人になり、全国で活動できていることが目標です。
最後に
「家庭を犠牲にして働くのがカッコいい」という昭和の価値観は、平成が終わりつつある今も根強く残っている気がします。
仕事と違って、「家庭やパートナーをどれだけ大切にしているか」は外から見えづらいし、家族は当たり前の存在だから、みんななんとなく疎かにしてしまう。
だけどこれからは働き方改革によってみんな早く帰れるようになり、パートナーや家族と向き合う時間も増えるはず。
2019年は「パートナーや家族を大切にすることも、かっこいい」という価値観を作っていきたい。
1000人いれば、そんなムーブメントを作れるような気がしています。
そしてそんな価値観を一緒に作っていきたい、協力したいという方がいれば、スキ活サロンにてご一緒できると嬉しいです。
(DMにご連絡いただければ第二期メンバーの優先案内をさせていただきます)
ライティングのお仕事は引き続き、「夫婦」「パートナーシップ」「家族」に関するものであればお引き受けしますので、お気軽にご連絡ください!
「スキ活サロンとコラボしたい」という団体や企業様も募集中ですので何かあればDMでご連絡ください(*'ω'*)
2018年もたくさんの人と出会い、いろいろな経験をさせていただきました。2019年もいろいろなお仕事がしたいです!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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