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将来を悲観したり不安がってるだけだと不毛だし、もっと「学びほぐし」の考え方が世間に浸透してほしい。

今朝、とても大切なことが書かれた記事が掲載されていました。

「妖精さん」というのは、貢献度や能力と賃金が噛み合わず、全然働いてないのに給料だけは貰っている中高年のこと。

この問題は、単なる世代間の対立ではなく、日本の人事制度、労働政策、少子高齢化、教育・子育て、社会保障などとつながっています。単純な話ではありません。

国の政策や会社での組織的な取り組みとして何が必要か…というのも記事内に書かれていますが、個人レベルで今すぐできることだけにまずはフォーカスしてみましょう。

個人レベルでは、新しい技能を身につける努力が50代にも、若い世代にも望まれます。これまで培った能力は強みです。年齢と共に記憶力は落ちるが、経験に基づく応用力はむしろ上がる、という研究もあります。会社が適切な仕事を与えるべきだ、との意見もわかりますが、そもそも人に仕事を用意するのではなく、仕事に対して人を用意するのが健全な状態です。スキルを磨いて気持ちよく働ければみんな幸せです。また、今の仕事や勤め先でどういう分野が伸びているのかに注目するのも、学びの一つかもしれません。

これはいわゆる「学びほぐし」です。
学びほぐしとは、自分が持っている知識や価値観から身に着けてしまった先入観を一旦リセットして、新たな知識や価値観を取り入れること。まだそこまで世間一般には浸透していませんが、ぜひ広まって欲しい言葉です。
昔から、視点・視野が広くて、視座の上げ下げで、高齢になっても時代の変化についていける方はまさに、この学びほぐしの姿勢が身についているんだと思います。

記事には最後に、いろんな立場の方の声も掲載されています。「妖精さん」にモヤモヤさせられて参ってる方(自分が必死に働いてるそばで昼寝してたらそりゃイラっとするわな)だったり、「妖精さん」当事者が「若い時はああなりたくはないと思っていたのに、いつの間にか自分もそうなってしまった」方など…。知らない立場の感じ方を知るのは、学びほぐしの第一歩。ぜひご覧になってみてください。

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