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実は百人一首が好きなんです( *´艸`)


お正月も過ぎましたが、子どもの頃の我が家(実家)のお正月の遊びの定番と言えば、百人一首でした。


百人一首との出合いは、たしか小学校高学年の頃。
初めて小倉百人一首のかるたを買ってもらって、それで家族でかるた取りをするのが楽しかったんです。


ふだんは内職や10歳年下の弟の育児で忙しかった母と、営業職で休日もあまり家にいない父が一緒に遊んでくれるのが、子どもゴコロにうれしかったのかも。
こたつの天板に取り札を100枚散らばせて取るのですから、時間もかかりましたが、それは気にならなかったのです。


絵札で坊主めくりをするのもお楽しみの一つでした。
あの絵を見ながら、平安~鎌倉時代の衣装や描かれているものになんとなく興味を抱いたものでした。
中学校で古典が好きだったのも、百人一首のおかげかも。


高校では、夏か冬の長期休みに「百首覚える」という宿題がありました。
副読本も購入することになっていて、この本が私にはヒットで、よく見ていました。
これまで何となく読んでいた和歌にちゃんと意味があったこと、それも当時の人の思いだけでなく、然るべき技法があることに驚き、作者の名前や関係など、これまで知らなかった一首一首の背景にわくわくしました。


そんな百人一首ですが、私の中ではあくまでも「家庭で遊ぶもの」だったのです。
学校で、ましてや小学校の教室でかるた取りをしようなんて大胆なことは、考えたことがありませんでした。


それが覆ったのが、五色百人一首との出合いでした。
もう20年以上前の話になります。


五色百人一首 = 百首が20首ずつ、5色に分かれているかるた、です。


かるたを百枚広げて取ろうとするとものすごく時間がかかりますが、これは一色、20枚だけでかるた取りをする、というもの。
20枚だとあっという間で、慣れると5分もかかりません。
かるたを並べるのも、机が2つあれば余裕です。
これまで百人一首を教室でする上でネックになっていた部分が見事に解消されて、この発想で作った人すごい!と思ったものでした。


当時はまだ商品化されていなくて、雑誌の特集で印刷できるような原稿が載っていました。
それを子どもの人数分画用紙に印刷して、配っては「切って貼る(表が取り札、裏が読み札)」という作業をさせて、を毎年のようにしていました。
何も人数分作らなくても、という話かもしれませんが、個人持ちしてた方が何かとよかったんです。


数年経って、五色百人一首はすてきなイラストとともに商品化されました。
さすがにこれは個人持ちさせられず、クラスの人数の半分くらいを買って、教室に常備することにしました。
2人に1セットあれば、2人での対戦が可能になるんです。


それ以来毎年、担任するクラスで百人一首のかるた取りを行いました。
5色あるのですが、私の中での難易度は
水色 → ピンク → 黄色 → 緑 → オレンジ。
一つの色で何回もかるた取りをして、慣れたころに次の色へ、というふうにしていたので、なかなかできずに一色で終わった年もあれば、五色すべて到達できた年もありました。


子どもたちも「かるた取り」となるとゲーム性が強くて喜ぶのですが、私自身も詠んでいてとても楽しかったです( *´艸`)
卒業後、有名詩文の暗唱とともに、感謝される取り組みの一つでもありました。



さて、話は変わりますが、2024年のNHK大河ドラマは「光る君へ」。
主人公は紫式部。
「源氏物語」の作者ですが、百人一首にも登場する歌人です。

他にも清少納言はじめ、百人一首に登場する歌人が、何人もドラマに出てくるようなのです。
これって、すごくわくわくしません?( *´艸`)
読み札の絵だけでしかお目にかからなかった方が、ドラマ上ですけど目の前に現れるなんて!


そんなわけで、百人一首つながりで、「光る君へ」も楽しみな日曜日の夜になりそうです(*^^*)





私が愛用していた「五色百人一首」はこちら。
今ではこんなお得な「スタートキット」ってあるんですね。


教室では取り札がたくさん必要!
というわけで、私はこちらを20セット常備していました。
もちろん学校で買ってもらえたら最高です(^^)



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