錯覚

新しい場所。新しい自分。

女性だらけの環境から
男性だらけの環境へと変わって、
いつも綺麗でいたい。
可愛いと思われたいと自分のなかの意識が
変わりつつある。

人はこんなにも、
環境で変わる生き物らしい。


好きな人がいるわけではない。
ただ、ちやほやされる自分が
心地よいだけだ。

自惚れかもしれない、
いつも話す時に緊張してくれる相手もいる。


恋愛をしたい気分だった。

だから、少し気になった。
私を好きになればいいのに、とすら思った。


彼氏がいなくても全然平気だけど
ずっと、満たされないものがあった。

満たされないものを満たすには、
好意を寄せられてる現状を

好きと言ってくれる誰かを
欲しがっていた。


今までだって、
告白されたことも好意を寄せられたこともある。

ただ、社会にでて
仕事に追われるうちに
恋愛をしなくなっていた。


だからこそ、
手を伸ばしてでも好意がほしい。

欲求不満なのはわかっている。


人は満たされないものがあるとき、
よくわからないくらい
小さな勘違いを招く。


今ある気持ちを、間違っても
恋愛感情と思わないように。


そして、用法容量を守らなければいけない薬みたいに
他人のことばかり考えてはいけない。


私はもう、それくらいに良い大人なのだ。

自分の気持ちに素直に生きたいから、
先に錯覚して時間を無駄にしてはいけない。


それを忘れないために、
ここに記す。暇だから考えちゃうから
忙しくしよう。

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