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今の自分が嫌いじゃないって話

よく「高校生に戻りたい」とか聞くけど、正直なところ高校卒業してからずーっと「現在」の方が良い。いつにも戻りたくないのだ。

嫌なことも辛いこともそれなりにあったけど、その時ですら「戻りたい」なんて思いもしなかった。それはきっと、そのとき目の前のことに必死だったから振り返る余裕すらなかったんだと思う。

とはいえ、戻りたいと思わないのはそこに黒歴史があったからとも言える。

バイト中に怒りが収まらなくて突然帰ったり、溜め込んだストレスが爆発して突然帰ったり。主に突然帰っている。恥ずかしいよね、引くよね。

けど、どれも理不尽ではなかった。ただ、他の人なら忘れたり我慢したりスルーできるようなことが、自分にはできなかったのだ。

今となっては、そここそが私の変えられない人格。

その後年齢を重ねるにつれて「時間が解決する」ということを学ぶものの、経過を待っても腑に落ちないことは堂々と人に話すことにしている。それが自分を平和でいさせる手段だから。

誰にも言わずに穏やかでいられる人には、本当に憧れる。

けど、できないのだ。そうしたくても、できない。努力云々じゃなく自分に「できない」ことがあるってわかったとき、悔しいけどちょっとスッキリした。そして、できないなら誰かに頼るしかないって知った。

あ〜、私ってダメだな

そう思う時期もあったけど、今では開き直って周りの力を堂々と借りられることの清々しさすらある。



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