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作ることについて思うこと vol.1

毎日天然石でイヤリングを作る生活を初めて半年が経とうとしている。
これから作り続ける人生を歩むにあたって、
今、作ることについて日々感じていることを記録しておこうと思う。

その前に簡単に「作り続ける生活」を営むに至った経緯を書いておく。
2023年の3月に仕事を辞め、毎日庭の畑を耕したり、家のDIYをしたりし始めた。本を読んだり、料理をしたり、いわゆる無職だ。
この際だから、今度こそ自分のやりたいことを見つけようと決意した。
ソーイング、DIY、レザークラフト色んなことにトライし始めた。
やりたいことに共通していたのは「作る」ことだった。

そんな中、作り続けられるモノをひとつ選んだ。
それがいまやっているアクセサリー作り。
最初は自分用にSNSで気になる作品を見つけては、作り方を研究し、自分なりのアレンジを加えて形にした。
「毎日作る」と決めたはいいが、最初の一か月くらいは、何時間机にむかっても一向に良いアイディアが浮かばない日もたくさんあった。
それでも毎日作り続けた。

二ヵ月を過ぎた頃には、出かけた先で見た景色や、
街を歩いていて見上げた空の色、草木の色から創作のヒントを得るようになった。この色合い良いなぁと思ったモノを天然石の色合いで表現する。

三ヵ月くらい経つと、色んな手法を試してみることを楽しむようになる。
この素材をこう使うをこんな動きが出るのかとか。
そのころには、作ること自体はもう苦ではなくなっていた。
かといって、毎日とても楽しくてやっているかというとそうでもない。
ただ、淡々と筋トレしているようなものだと思っていた。
何かを続けるにはどんなに楽しいことでも一種の筋力みたいなものが必要だと思う。毎日何かを自分の手で生み出すための筋力が付いてきたのを実感していた。

半年が経とうとしている今、作ることは私の生活の一部となり始めている。
朝起きて顔を洗ったり、ご飯を食べたりするのと同じ。
それは楽しいからやる、やりたいからやる、ということを考えることも無い。だからと言って、嫌々やっているわけではない。
一種のライフワークみたいなものだ。

作り続けていると日々のふとした瞬間に目に入ってくるものが意味を持ち始める。小さな感情の揺らぎに敏感になる。
全てが作るためのインスピレーションになり、原動力となるから。

「作り続ける生活」を初めて半年を迎える自分が今感じていること。
きっと、これから年月を経るにしたがって、感じることも変わってくると思うので、また定期的に書いてみようと思う。

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