音楽制作におけるリモート環境の整備 その7 すごいぞAudiomovers
こんにちは
前回検証した結果
通信時に生まれる一定の遅延の他に
このような
(通信が生む遅延は、下のリージョンを前に動かして合わせた状態です)
こうとか
こんな、突発的なズレが発生します。
これはsource connect nowも同じです。
source elements社の説明を借りていいますと、
「通信速度環境の限界に達したタイミングでパケットのロストが生まれる」
そうです。これをパケットロストと勝手に呼びます。
それによってグリッチが起きるようです。
重要なポイントとして「パケットロストが起きるとにそれ以後の波形がずれる」
ということです。
さて上記を頭に入れた上で、Audiomoversすごいぞという話を。
Audiomoversってマルチトラックで使えるって知ってました?
Outputってあるなぁとは思ってたんですが、基本2Mix送ったりだけだから気にしてませんでした。
こんなセッションに、
インサートを増やしていくと
普通に増えてく!すごい!
公式サイトにはあたりまえのように書いてありましたが。
そして受信側のセッションでは
こんな風にReceiverプラグインで受けましょう。
ちなみにsendのプラグインごとに[Copy Link]したアドレス違いますけど、receiver側は一つのアドレスで大丈夫。
[select stream]のタブメニューに全部のバスが選択できるようになってます。
そしてRec
すご
しかし問題なく録音できてしまう……
今はパケットロストが起きて欲しいとこなのです……
何度もやります。
全然パケットロスト起きない。こんなに起きないならもやはこの検証する意味ないかもしれない。
Audio Quality上げても出ない。PCM32bitやぞ……
前回の検証の時は平日夜だったから頻発したってのもあるんでしょう、今は休日昼。
latencyを絞って負荷を上げます。
起きた。
上が正常時、下が異常時
SnとRimにパケットロストが起きてますね。
ほんとはここで「同一アカウントでのマルチバス通信中はパケットロストが起きるのは全バス同時」という検証結果を導き出したかったんですが、どうもそうではないらしい。
じゃぁステレオだとどうでしょう。
何度か試した結果ステレオだとパケットロストが起きるのはLR同時にしか起きなさそう。
というわけで、これらの検証結果をもとに導き出された、最も簡単かつクオリティの高いリモートレコーディング方法を次に書きます。
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