はじめに 第0回 月刊中山祐次郎
ご購読いただいた皆さん、そして検討中の皆さん、こんにちは。医師・作家の中山祐次郎と申します。いつも応援いただきありがとうございます。
このたび、有料マガジンを開始させて頂くことになりました。月1000円という安くない値段でやることにしました。
このマガジンで、私はきわめて個人的なお話をしていくことになります。
誰かにこう言われた、誰かに会ってこう思った、こんな日には思い出すあのこと…
どこにも遠慮なく、誰にも気を使うことなく本音ベースで語っていきます。その本音を語る上で、どうしても中山の「心理的安全」が必要だったのです。そのために、私は「1000円の有料マガジン」という鍵をかけました。
ですから、購読頂く方の中で、直接の近い知り合いや仕事相手の方々にはご遠慮いただこうと思っています。読まれていると思うと、どうしても書くことに制限がかかってしまうからです。
そこまでして書きたいのか。「王様の耳はロバの耳」を言いたいだけなのではないか。そう思われるかな。
なぜマガジンを書くのか
なぜ中山はこのマガジンを書くのか。いま思っていることを、なるべく素直に書いてみます。
まず、書きたいことを書きたいから。私はいまいくつかの連載を持ち、いくつかの書籍を執筆し、ちょくちょく寄稿の依頼を受けて文章を書いています。
それらはすべて依頼主がいて、ウェブや雑誌など載せる媒体があります。そこには「40歳台男性」とか「50-60歳台の女性」という感じで、読者ターゲットが決まっています。そして記事コンセプトもだいたいは決まっていて、「予防寄りの医療のはなしを」とか「がんのはなしを」なんて感じで、私に求めるものも決まっているのです。
今回私は、そういう思惑をあえてすべて外して、中山の独白および妄想をただ書いてみる、という試みをしてみたいのです。ですからターゲットは「中山のそういったものを読んでみたい方」、コンセプトは「中山が書きたいはなし」です。決め事は一つだけ、「中山が面白いと思ったことを、なるべくカッコつけずに素直に書く」ということ。
ニーズはまったく不明です。そもそもニーズに寄せて、つまりみんなが読みたいような話を書くつもりはなく、中山が書きたい中山の日常で起こった話を書くんです。でも、たぶんめちゃくちゃ面白いものになると思います。きっと、たまたま目にしたどこぞの出版社の方が「まとめて本に」と言って下さる、に違いない、かも。ないか。
なにを書くのか
もう少し具体的に、なにを書くのか。私のアイフォンにメモがあります。noteの連載許可が下りるのが遅かったので笑、たくさんネタが作れました。コピーします。
うーん、多い…けど、どれも書きたくてしょうがない話。うーん、楽しそう!もちろんネガティブな感情、いやだった、嫌いだ、悔しかった、傷ついた、という話も書きますよ。
先にお断りしておきますが、個別の患者さんの話はもちろん書きません。それと、誰かを強く攻撃する内容も、私の性格から言ってたぶん書かないでしょう。
身もふたもない、勉強にもならない、でもたまにふと思い出す。そんなトンチンカンなお話を語りたいと思います。人生に彩りを、食卓に一輪の花を。
では、中山劇場のはじまり、はじまりー!
(この続きはありません)
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月刊 中山祐次郎
外科医・作家の中山祐次郎のことばたち。生きるヒントや中山の失敗談、珍しいお話。 医者の日常。作家の非日常。 ここでだけは、安らげますよう…
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