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ガチャトーク !

先日、明星大学の集中講義を担当し、その中で「ガチャトーク」を取り入れました。

元々、知ったのは法政大学の長岡先生が「自画持参」とコミュニケーションについて考えるためのワークショップを企画されていて、そこで行われていました。

※「自画持参」のfacebookページ


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※ダンボールでできたガチャガチャ

昔こちらで購入しました。前より値上がりしてる。

※手作りもいいかも

<ガチャトーク の進め方>

1:その日のテーマに紐付けて問いや話したい内容を紙に書く。
2:カプセルに入れる
3:別途、当日の参加者の名前が書かれている紙を用意する(ランダムで引けるようにする)
4:お題が入ったカプセルをランダムで引く(私はダンボールのガチャガチャを用意)
5:出てきたお題に対して、3分ぐらいシンキングタイムを全員でとる
6:名前の書かれている紙を引く(名前の紙は再度戻す)
7:書かれていた名前の人が1−3分でお題についてスピーチをする
8:話を聞いた上で、参加者同士で少人数になり、そこで対話をする
9:ひと段落したら、お題が書かれている再度カプセルをひいて、同じように続ける。
※最後のターンは、テーマが書かれているお題を全部広げてみる。

<当日の様子>

集中講義の2日目、「Most Likely To Succeed」の動画を見て、その後に、この場のみんなと話したいこと、考えたいことを書いてもらって行いました。出てきたお題はこんな感じです。

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<取り入れようと思った意図や背景は?>

ただ単純に面白いから!ではなく、進め方を考えるときに参加者の立場で色々と考えていました。あくまでも仮説でしかないですが、

通信の学生たちで、集中講義の時に3日間初めて対面で会う人たち。
その中で動画を見て、一人ひとり話したいこともあるし、聞きたいこともある。
また、みんなどう思ってるのかを全体に共有する機会もあると他の人の考えも触れられる。
3人組、4人組で何度もシャッフルして話をしていくことはするけど、教師側がテーマを話す内容を決めてしまうと、自分たちの〇〇したい!をベースに話をする感覚が薄まっていく。
そしたら、ランダム的な要素も入れつつ、自分たちの話したい内容で話をしつつ、自身が考えていなかった内容でも話ができる機会も作る。

そんなことができたらなーと思っていたので、そしたらガチャトーク の進め方がいいのかなと感じて取り入れました。

実際に、やってみたときに、ある学生のスピーチの後に、そのスピーチの内容に共感した人もいたり、違和感を感じた人もいて、なぜ自分はそう感じたんだろう?と改めて自分をメタで見て、対話を進めている人たちもいました。

ちなみに、これは教員側も一緒に参加していいと思います。というかした方がいいなと。一緒になって場を作っていく感じや、教員としてもどう感じているのかを話したり考えたりする空気感になります。

また、答えのない問い、テーマだといいかもしれません。

キーワードレベルでテーマを設定し、そこからどんなことを話したいかを参加者に自由に発想してもらうのも面白いと思います。

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