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【どんなゼミならワクワクするか】を一緒に考えてみる

山梨学院大学 学習・教育開発センターの小笠原です。

いくつか授業をもっていますが、2年生ゼミ(学部は経営学部)での、【どんなゼミならワクワクするか】みんなで考えてみた際の進め方や出てきた内容について今回は共有していきます。

《全体概要》
この科目は、1年次のビジネス入門で学んだことの応用・実践です。PBL(課題解決型学習)を通じて実際のビジネスの現場で求められる振る舞いを学びます。
活動を通じて、「課題認識」、「調査」、「企画立案」、「プレゼンテーション」といった技術を身につけることを目的にしています。その中で、問題の発見・主体的な資料の収集とその分析や検討を行う『対課題基礎力』、自ら設定した課題を計画通りに進める『対自己基礎力』を学び、他者とのコミュニケーションにより活動を更に発展進化させることで『対人基礎力』を養います。クラスによってプロジェクトは異なりますが、どのクラスにおいても上記の目的は同じです。

そして、私のゼミのテーマは

【ワークショップを通して「創造的な学びの場」をデザインする】
ワークショップを通して、楽しみながら学びや発見のある場をデザインしたり、様々な問題発見、解決へのアプローチをしていきます。ワークショップを体験したり、自分たちでワークショップデザインをして実施をしたりします。

になります。

本日は、「どんなゼミの状態ならワクワクするか?」をテーマに21人のゼミ生と話をしてきました。

前段では、偏愛マップを使ったワークを行いました。

その後、どんなゼミの状態ならワクワクするかを考えていきました。

※考える前に、大学での大枠の話やゼミのテーマについての話はすでにしています。

<進め方>
①3人組になり、ポストイットを渡す。どんなゼミの状態なら、自分はワクワクするか、学びを深めていくことができるかを一人ずつポストイットに書いてもらう(2、3枚)。
※いきなり3人で話すのではなく、一度一人ずつ紙に書くことで、頭のなかにあることを整理するためと、その書いたものを共有しながらのほうが話がしやすくなるからです。

②3人でポストイットの内容を共有していく。そして、共通点や、これ大事にしたいねと思えるものを共有

③全グループが共有していき、共通して出てきている内容や、大事にしていきたいものを対話していく

その際に出てきた内容がこちらです。

【こんなゼミならワクワク】2021年4月22日作成

<雰囲気、環境>
・楽しい
・明るい雰囲気作りをする。笑顔
・グループ全体で仲良くできるような環境
・活気的,ワイワイ
・鬼ごっこできるような、楽しい環境
・みんなが笑って、明るく、毎回来たくなる授業

<態度>
・お互いに尊重しあう
・聞き手のオーバーリアクション
・協力!
・協力し合って物事を成す,
・積極的!
・ゆるく、大変じゃない、ラク(←これらは、自分らしくいられる意味)

<会話、意見>
・たくさん会話がある
・気楽に意見交換ができる
・積極的に意見が出せるようにする
・何でも話せる(遠慮なく色々と言い合える)
・みんなが、意見を言い合える授業!!!

です。

これで終わりではなく、このあと、

④上記の状態になるために
1)学生のみんなができること、貢献していくこと
2)てっちゃんに期待すること

僕からは
1)てっちゃんができること、貢献していくこと
2)学生のみんなに期待すること
をグループで考えてもらい、共有してもらう

※ここも、時間があれば、一人ひとりポストイットか何かで書いてもらってから共有が良いですが、今日は時間の関係上、グループで話してもらい共有してきました。

実際に出てきた内容は、

<学生一人ひとりができること、貢献すること>
・自発的な参加
・発言や提案
・リアクション(相槌)をする。
・話し合いをしっかりする
・仲良くする
・まず名前をおぼえる!
・なんでもいいから意見を出す!喋らない人をつくらない!(聞き方が大事)
積極的に授業にみんなが参加していればいいものになる
・リアクション
・積極的な発言

<学生への期待(てっちゃんから)>
・真剣に楽しんで欲しい(プレイフルマインド)
・意見を出すこと聞くことを少しずつチャレンジ

<てっちゃんができること>
・楽しみながら学びのある場づくり
・みんなの可能性を広げる機会。
・参加型の場づくり
・自分らしく参加オッケーの場

<学生からてっちゃんへの期待>
・機会・環境・雰囲気作り(リアクション)
・気まずそうだったら助けて欲しい
・みんなが楽しめるプロジェクトを考えてほしい
・話し合う系のワークを多めに
・対面授業....!
・先生には常に明るくいて欲しい
・先生らしくしてもらわなくてもいい
・仲良くして欲しい
・飲み行く

が出てきました。

これは作って終わりではなく、都度都度確認したり、半年経ったときに、また振り返っていきたいと思います。


<チェックアウト>

・楽しく交流した。このクラスの皆結構音楽とアニメが好きらし。
・楽しく授業が進められるクラスだと思ったので、これから安心してワークに取り掛かれます。大変なこともあると思いますが頑張ります!
・2回目も自己紹介などでさらに仲良くなれてよかった。前回話せなかった人とも話せた。 後期も同じメンバーでやるのか気になった。
・オンラインで話してたけど対面で話したことない人と初めて話したこの調子でみんなと仲良くなって友達の輪を広げていきたい
・偏愛マップの偏りがすごかった。いっぱい描いている人と少ししか描いてない人。性格が関わっていそう
・和みやすい!!
・全員と1回は話せたと思う。 みんな明るくて楽しめそう。
・自己紹介できた。
・これからについて話し合うことができた、こうやって一緒に考える機会が今まで受けてきた授業であったっけ。。。。
・この授業まじで普通に楽しい 一週間が待ち遠しいです 
・話がしやすいと思った
・純粋に楽しめました!
・みんな話しやすくて良かったです
・凄く楽しい!毎回楽しみ!
・楽しかったです〜ありがとうございました♪

まず、4月中は、関係性の質のレベルを上げていくことを優先的にしていたので、チェックアウトからも少しづつ上がっているかな?とは思っています。

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参考:ヒューマンバリュー ホームページより(2021年4月22日アクセス)


とはいえ、ただ楽しい!で終わるのではなく、ここからワークショップについての理解を深めたり、メタで自分を見ていくこと、理論的な話もしていきながら、真剣に物事に取り組むときのワクワクや楽しさもより感じてもらえるように学生と一緒になって考えていきたいと思います。

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