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テレビとYouTubeの架け橋になったのは霜降り明星だった

芸能人のYouTubeチャンネル開設の勢いが止まらない。
コロナで世の中が自粛になってから急ぎ足で始めるパターンもあり、もうやっていない人のほうが少ないのではないか?と錯覚するほどだ。

これに関しては、時代の流れとしか言いようがない。
やれテレビ離れだ、テレビがつまらないからだと言いがちだが、最大の理由はスマートフォンの普及。

スマホで観られる便利さと手軽さ。
そして、動画がアーカイブされていくシステム。
いつでも観たい時に寝転がりながらスマホで動画を観れる。
もう、我々はこの習慣を覚えた身体になってしまった。あの頃には戻れない。

かつてはテレビが『便利』における絶対王者だったわけで、今はスマホが同じ道を歩いている。

おそらく、朝起きたら何となくテレビをつける習慣を持つ人は圧倒的に減少しただろう。
今はそれに代わって、朝起きれば何となくスマホをいじる。

舞台からテレビ…ラジオからテレビ…
時代と共にテレビがメディアの中心に移行した時と同じく、芸能人が動画メディアであるYouTubeに参入する流れは当たり前。
だけど、ここまで増えるとは、さすがに思っていなかった。

そして、今回のテーマはテレビとYouTubeを繋ぐ架け橋。
ようするに、ユーチューバーやYouTube動画を重点的に観ていた人がテレビ番組にも興味を示す。
テレビ番組を重点的に観ていた人がYouTubeにも興味を示す。

これがいわゆるテレビとYouTubeを繋ぐ架け橋と言える。

もちろん、架け橋とパイオニアは違う。
芸能人のYouTubeチャンネル開設のパイオニアは、おそらくヒロシさんではないだろうか。
ヒロシさんがYouTubeを始めたのが2015年の3月。
もう5年前だ。芸能人の参戦としては、かなり早いと思われる。

そして、人知れず1人でコツコツやり続け、成功もしている。
パイオニアとして、ヒロシさんが残した功績は本当に素晴らしい。

しかし、当時の時代背景の要素は多分にあるが、架け橋とは違う。

成功のパイオニアはヒロシさんだが、テレビとYouTubeの架け橋となったのは2019年の7月にYouTubeチャンネルを開設した霜降り明星である。

『霜降り明星はどんな時代であっても売れた』という記事を以前に書いたが、ここには霜降り明星が時代を選ばず売れるコンビであった理由が書いてある。

今回は現代のエンタメ界に残した大きな功績の1つ…
霜降り明星がテレビとYouTubeを繋いだ架け橋になった話を書きたいと思う。

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