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【無料】粗品の生配信が圧巻すぎて首の裏が痛い

夜中の1時ごろ、なんとなくスマホでYouTubeを開くと飛び込んできた画面。
"雑談"と書かれた白い静止画。
霜降り明星粗品のYouTubeチャンネルのライブ配信だった。

すかさずクリックすると、動く画はなく疾風怒濤の音声のみ。
そこから度肝を抜かれるのに時間はかからなかった。

とにかく、来るコメント来るコメントにバシバシツッこみまくる粗品。
そして、質問に対して返答しつつのロングトーク。

スーパーチャットをガツガツ要求し、太客だ細客だと言いながら、次々とリスナーたちを裁いていく。

完全なる新感覚ワールドへと気持ちを誘われた。

体感はラジオでもない。音声メディアでもない。
いわゆる普通のYouTube生配信とも違う。
粗品が切り開いた新たなる境地だ。
声のみだからこそ温度感がリアルに伝わり、聴くことをやめるのは難しかった。

知らぬ間に夢中で聴いていたのだが、気がつくと寝落ちし、いつのまにやら夢中から夢の中へと突入。

外が明るくなりかけた頃にパッと目を覚ました。

時計を見ると朝の5時。
そうだ、生配信を聴いていたんだった。
思い出すか思い出さないかも分からない寝ぼけ眼で寝返りをうつと
あれ?何かイヤホンの奥から声がうっすらと聞こえる。

寝ている間に耳から落ちていたイヤホンを再度耳にさしなおすと、粗品が喋っている。
しかも、私が寝る前と同じくらいのテンションで、太客だ細客だと捲し立てているような声が聞こえる。

あれ?寝る前に戻ったのか?タイムリープしたような感覚が頭の中を駆け巡り、一瞬何が何だか分からなくなった。

朝になってもまだ生配信を続けていたのだ。しかも、全くテンションを下げることなく、次から次へとツッコミを入れては話を縦横無尽に展開していく。

粗品は霜降り明星として毎週2本ラジオをやっているはず。
まだまだ喋ることがあんのか?
積んでいるエンジンがどうかしている。
才能とか、センスとか、テクニックとか、
そんなもんは全て超越している。

とにかく、お笑い芸人としてサイコーすぎる。
それ以外の感想は出てこない。
煽ったり要求しては切り捨てたり喜んだりするスパチャ芸もふくめ、その全てが破壊的かつサイコーすぎた。

まどろみの中で粗品の声を聴き続けた。
時に寝落ちしつつ目を覚ますと、まだ粗品の声が聞こえる。
夢か現実か?なんなんだ…これはいったい…?

完全に太陽が昇りきっても粗品は喋り続けていた。
時折歌を歌ったりもしている。  

このエンターテイメントはいったいなんだ?
何のジャンルだ?どう説明するんだ?
しかも終わる気配がない。もう8時間以上はやり続けている。

気がつくと、なぜか首の裏が痛え。

その圧倒的なお笑いスキルの高さゆえ、粗品には狂気さえも感じるオーラがある。
これは本当に面白い人にしか出せない覇気であり、その若さから考えると信じられない。

目利きの玄人なら一瞬で見抜けるであろう「タダモノじゃない!」という空気感。
モノが違ったなんて陳腐な言い方はしたくないが、本当に何かが違った。
以前、記事にも書きましたが、霜降り明星が時代を問わず売れるコンビだったのは間違いない。

「時代をリードする」とは簡単に言っても、究極に娯楽が細分化された時代において、そのハードルは非常に高く険しい。

だが、テレビとYouTubeの間にあった分厚い壁を突き破るキッカケも霜降り明星だった。

時代の変革期において、センセーショナルな爪痕をしっかりと残しながら次のステージを作っていく。
その道が新しい道となって常識は塗り替わる。

その下地には笑いを生み出し続ける持久力が備わっているがゆえ、一瞬の流行り廃りには流されない強固な力。

新しさと普遍性。

スパチャをドカドカ投げてもらって、そのお金を寄付に回す。
しかも音声はアーカイブに残さず、配信が終わったらこれにて潔く終了!
現代はアーカイブ&オンデマンド全盛時代だが、その瞬間だけを共有する刹那的なものも悪くない。
昭和っぽさと令和っぽさの狭間で、ひたすらにお笑い筋肉をコツコツ鍛え続けていくストイックさ。

結果、スパチャの額は世界一となり180万円にも達したらしいが、ちゃんと面白い人が大金を集められるのは本当に素敵な世の中だ。

この9時間にも及んだYouTube生配信で、またしても粗品は怪物ぶりを見せつけ、ジャンルも分からない新境地エンタメをまた切り開いてしまった。

やっぱ、スゲえわ。

何が1番スゲえって
今度、また粗品の音声生配信があったら
首の裏が痛くなろうが最初から最後まで全部聴きたいなあ…と思っている自分がいることだ。

四の五の言わず
とにかく、おもしれえからスゲえわ。

いつの時代でも「おもしろい」は正義なんだな。

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