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JR東日本の対応にサラダマックを思い出した話

昨日の夕刊くらいから取り上げられてるみたいです。

JR東日本が東京の恵比寿駅にあるロシア語の案内表示を紙で覆い隠していた

という話。

報道によると、客からクレームがあったので隠したのだとか。
この対応にまた批判があって、今は元に戻されてるそうです。


▼ どうかしてるとしか思えない

これって、二重にどうかしてるとしか思えなくて、ロシア語表示にクレームをつける人もつける人だし、それに応じたJRという大企業も大企業で、マジでどうかしてます。
クレームをつけた人は、ただただ幼稚。マジで幼稚。
どうかしてる。
で、もっとどうかしてるのは、JR東日本。
まあ、駅長さんの判断でしたのかもしれないけど、そうだとしても、そういう人材を駅長さんにしてる会社がどうなのよってことになりますわな。
お客様の声には真摯に対応するということが言われてるのかもしれないけど、

対応するべきお客様の声とそうではないお客様の声

の選別はやらなきゃいけないでしょって話です。

多分、ロシア語表示に対するクレームって、ものすごく数は少なかったはずです。
いつかの記事にも書いたけど、こういうノイジーマイノリティに安易に反応してしまうと、サイレントマジョリティが離れていってしまうんですよね。

ロシア語表示を見て、イヤな思いをする人がいるはずだ‼️💢

って言うものだったんだろうけど、イヤな思いする人って誰?います?って話っす。


▼ サラダマックを思い出した

で、全然違う話なんだけど、この記事を見て、思い出したのが

サラダマック

の話です。

サラダマックって、2006年にマクドナルドが販売開始したのですが、まったく売れず、あえなく販売終了となった商品なんです。
よく、マーケティングの世界などで、失敗事例として紹介されています。

マクドナルドの利用者などに、アンケートやインタビューをしたわけです。そうすると、多くの人から

ヘルシーなメニューが良い!
サラダとか入れて欲しい!

という意見が寄せられたそうです。
そこで、満を辞して登場したメニューが

サラダマック!

というわけです。

でもこれは、アンケートやインタビューではそう答えたけど、本音は

マックで思い切りガッツリしたもの食べたい!
コテコテのハンバーガーにかぶりつきたい!

というものだったんです。
そもそもヘルシーなものを食べたいならマックという選択肢はないでしょってことですよね。
その証拠に、クォーターパウンダーとかメガマックはバカ売れなんだからね。
マーケティング業界では

データは事実だけど真実ではない

って言われてるらしくて、マクドナルドはそこを見誤ったってわけです。


▼ 作られるお客さん

マクドナルドに対して誰もヘルシーさなんかを望んでないのに、私はそういう人だと言ってしまう。
また、ロシア語表示にイヤな思いをする人はいないのに、人はそういう人を作ってしまう。

こういうことって、ありがちだと思うんですよね。

気を付けておかないと、自分もやってしまうかもしれません。
気を付けよ😅

以上でーす。

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