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継続試合という制度

僕は知らなかったんですが、去年から導入されたそうです。
高校野球での継続試合という制度。
雨で試合の続行ができない時に、これまでなら7回までとか一定のイニングまで試合が終わってると、そこで試合が成立してゲームセット、となっていたんだけど、ゲームセットとせずに、一旦中断して、翌日以降に続きをやろうという制度ですね。

去年のセンバツの甲子園、夏の甲子園とも導入されてたそうですが、そういう試合はなかったんだそうです。

今年の地方大会は、宮城県以外のすべての大会で、この継続試合が導入されているとのことです。


▼ 福岡大会で起きてること

僕は基本的には、継続試合には賛成です。
やっぱり雨のために試合が7回とか途中で打ち切られるって、勝負を決めるには、モヤモヤが残りますよね。
だから、継続試合が導入され、良いじゃん!良いじゃん!なんて思ってたんです。
これで、降雨コールドという、なんとも後味の悪い終わり方がなくなるし、それを判断する審判さんもプレッシャーから解放されるなあ、なんて思ってました。

ところが…
この、継続試合もまた、けっこう、と言うか、かなり残酷なことが起こるんですね。

福岡大会で、今起きていることです。

3日前に、継続試合となった試合があります。

どの時点で継続試合になったか?

1-3で迎えた9回裏。
1点を返して2-3と、1点差に詰め寄り、なおもランナー3塁。
アウトカウントは、

ツーアウト…

そうなんです。

最終回、1点差、二死三塁。
ここで、継続試合。

しかも、その翌日は、雨で中止。
その翌日もまた、雨で中止。
そのまた翌日も、また、雨で中止。

今のところ、まだ継続試合となったままです。

次の打者の心境たるや…
察するに余りある、とはこのことを言うのでしょう。


▼ 誰も悪くない

選手にとってみれば、とても酷な状態が続いてるわけですが、考えようによっては、これまでのようにコールドゲームとなると、試合は成立していて、すでに勝者と敗者が決まってたわけだから、良かったと思うしかないのかなぁ、なんて思ったりもするわけです。

一部で、審判さんの判断が遅いのでは?ということも言われてたりするようですが、いずれにしても、これまでよりも、より良い方向にしようという制度なわけだから、よし、としなきゃなと思います。

それに、始まったばかりの制度なんだから、審判さんの判断が…ってのも、僕は違うなと思います。

制度が走り出して、見えてきた、現実、ということなんだと思います。


以上でーす。

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