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社会人野球選手と言ってもいろいろあるって分かった

我が息子、現在大学四年生。
普通の学生なら、もうすでに就活を終えていて、内定をいくつかもらってるという状況なんでしょうが、普通ではない彼は、いまだ一つの内定もなく…
しかし彼も、のんびりやってるわけではありませんで、彼なりの就活、名付けて

ユニホームを着た就活

をやっておりまして、このところ、にわかにその活動が活発になってきています。
彼の今現在、目指すところは

社会人野球選手

でありまして、僕も絶賛応援中なのですが、その世界のことをまったく知らない僕なのです。
ということで、息子の目指す、社会人野球選手について、にわか勉強してみました。


▼ チームにもいろんな形態がある

まず、一言で、社会人野球と言っても、チームによって形態が違っていて、三つに分けられます。

一般的に、社会人野球と聞いて、思い浮かべるのは、

企業のチーム

なんじゃないかと思います。
例えば、九州で言うなら、西部ガスとかホンダ熊本とかJR九州とか、ですかね。
こんな感じで、ひとつの大きな企業が、会社の野球部として持っているチームです。

こういう企業の野球部という形態の他に、クラブチーム、というものもあります。
企業とは関係なく、地域とか出身校とかを背景にした仲間が集まって作られるチームですね。

それともうひとつ、クラブチームはクラブチームなんだけど、ある企業が母体になっているとか、複数の企業や団体が母体となって、クラブチームを作っているものもあります。
特に後者の場合は、広域複合企業チーム、と呼ばれ、クラブチームだけど企業チームとしての扱いを受けるそうです。
有名なのは、日本製鐵かずさマジック、ですかね。
かつての新日鐵君津が主な母体となって、クラブチームを作っています。


▼ 選手の立場もいろいろ

チームの形態としては、このように3つの形態があるのですが、選手の立場もまた、様々です。

まず、企業の野球部に所属する社会人企業チームの選手ですが、ほとんどの場合、その企業の社員として採用され、給料をもらって野球部員として野球をやっています。
しかし、少数派ではあるようですが、社員としてということではあるのですが、正確には、「業務委託契約」という形で1年契約という立場の選手、ということもあるようです。

クラブチームの選手は、クラブ員という立場だけを与えられているので、クラブから給料は払われません。
自分で他に仕事をして、給料を稼いで、そして野球をやるというものです。
チームの運営も、会費や寄付、後援会や地元自治体からの補助金なんかで運営されています。

企業が母体となっているクラブチームの場合は、選手は単なるクラブ員で給料は出ない、という立場の選手もいれば、社員として採用され、給料をもらいながらクラブ員として野球をやる、という立場の選手もいるようです。
同じチーム内でも選手によって、単なるクラブ員の選手もいれば、社員の選手もいるという、二つの立場の選手がいるチームもあるようです。

広域複合企業チームの場合は、それぞれの所属企業から給料をもらってるって場合がほとんどのようです。
例えば先ほどの、かずさマジックの場合だと、日本製鐵君津の関連の会社などに社員として採用されていて、そこから給料もらって野球をやってる、みたいな感じです。


▼ 参加できる大会

社会人野球と言えば、

都市対抗野球

日本選手権

の2大大会がありますが、これには、どのチームも参加できるようです。

その他に、

全日本クラブ野球選手権

があって、これには、クラブチームしか参加できないみたいです。

そんなこんなで、一言で

社会人野球

と言っても、いろいろあるんだなぁと思いました。


以上でーす。

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