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夢を売る男

読了です。
百田尚樹さんの「夢を売る男」

読了後の、というか、読み進めている間の感想…

アナがあったら入りたいっ‼️

内容は、出版したい素人と、出版させようとする悪徳???(ここは受け取り方だと思う思います。僕は、最後は悪徳ではないと思いました。)出版社の物語です。

ここに出てくる出版したい素人は、どれも

自己顕示欲が強い
自分にも小説は書けると思ってる
自分の書いた小説は読む価値があると思ってる
自分の考え、気持ちを世の中に訴えたいと思ってる

そんな輩です。
そしてそんな輩が、ことごとくカモられます。
自費出版なら数十万円で本を出すことができるのに、数百万円を払って、悪徳??出版社から、自分の本を出す。
なぜ、こうも簡単に引っかかるのか?

自分の小説は傑作だと信じている。
そうでないと、小説なんて書けない。
傑作を書いてると思ってるから、書き上げることができる。

えええぇぇぇ〜っ!!
まさに僕やんけぇぇぇぇぇ〜!!

新人賞に応募してくる作品は、多くが「クズ」。
リアリティゼロ、構成破綻、ヒーロー不在、キャラクター支離滅裂のクズ作品。

えええぇぇぇぇぇぇぇぇ〜っ!!!!!
まさに僕の作品やんけぇぇぇぇぇぇぇぇ〜!!!!!

ブログを書いてる人をカモる場面もあるんだけど、もうそこなんかはバリ赤面です。

アクセス数は少ないのに、更新が半端ないブロガーを狙え!なぜなら、そういう輩は強烈な自己顕示欲がある!自分という存在を知ってもらいたいという抑えがたい欲望だ!

自分という存在を知ってもらいたい、というところは僕はそうでもないですけど、アクセス数が少ないのに頻繁に更新してるって、マジ、僕ですよね。
ほぼ毎日ですから。
しかも、アクセス数は、100行けばいい方で、少ない時は20切りますから。

この小説には、出版業界のいろんなことも書かれていて、例えば、僕が応募した賞も、僕の作品の落選後、編集者さんから講評ということで手紙が来たのですが、何箇所かを取り上げて、

素晴らしい

と書いてました。
この小説にそのまま当てはめると、その編集者さんはアルバイトかなんかで、プロの編集者でもなんでもない人が、無理やり作品の良いところを作り上げて喜ばせてるってことらしいです。

いやぁ〜。
面白い小説でした。

実際に僕が、とち狂って

小説もどきをかいて、賞に応募して、落選して、講評をもらった

って経験があるから尚更なんですけど、むちゃくちゃ面白かったです。

僕も落選して、あんな持ち上げる講評を送られて、もしも、その後、この小説の主人公の

牛ケ原編集長

から電話がかかってたら、ほぼ100パー、カモになってたと思いますもん。

読みながら、
恥ずかしい!
そうそう!
そういう気持ち分かる!
が、連発する小説でした。

面白かったぁ〜。マジで。

以上でーす。

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