思い入れのある写真ほどセレクトから外す
先日、雑誌〈写真〉編集長の村上さんに写真のレビューをしていただきました。
その中で印象に残ってるうちの一つが
「思い入れのある写真こそセレクトからはずす」でした。
思い入れがあると良い写真に感じて展示や写真集、SNSでもアップする中に入れたくなるが、
それは撮った時の思い出、機材の描写力によって想像以上に良く写った、など主観によるもので、
他人から見ると微妙だからまず省くとのこと。
...すごく心当たりないですか...?
僕はあります。
「すごい写真が撮れた!」と思って家族や友達などに写真を見せた時に微妙な反応だったり、
SNSにアップしてもさっぱり反応がなかったり...
そういう写真は時間が経って冷静に見ると確かに普通というか、普通以下だったりしました。
思い入れが強いと時間が経っても良く見えてしまうそうです。
セレクトの精度を上げるためには
ではどうしたら良いかというと、
プリントして並べてみる
縦横や被写体の種類などで分類してみる
その過程で違和感のある数枚や思い入れのある写真をはずす
後で写真を追加したりしながら上記の作業を繰り返す
という作業により、その中でも残っていく写真がまとまりがあって良い写真と言えそうです。
(これもポートフォリオレビューで学びました)
SNSにアップする程度ならわざわざプリントするのもな...という気持ちもわかるので、
とりあえずは思い入れのある写真を外す、ということだけでもセレクト精度は上がると思いました。
ただプリントしてみると自分の作風、価値観、視点といったものがわかってくるので、
是非定期的にプリントしてみてください。
カメラのキタムラの2Lは写真家の村上さんからも評判が良く、値段も1枚160円で少量なら手が出しやすいのでおすすめです。
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