コスパの良い写真集3選
「写真集のコスパって何だよ」という話ですが、
安い、面白い、参考になる、の三つ揃ったものをコスパが良いと定義しました。
「面白さは人それぞれだし参考にするために写真集買うわけじゃない」というご意見はごもっともです。
でもそれでは企画倒れになってしまうので今回は目をつぶってください。
・4000円以下(中古探せば3000円以下で買えるかも)
・わかりやすさ重視、コンセプチュアルフォトではない
・特別なロケーションや被写体を写してない
という観点で三つ選んでみました。
bacon icecream - 奥山由之
僕が初めて買った写真集です。それまでぶらさずピントを合わせて解像感のあるしっかりした写真しかしらなかったのですが、
この写真集にはピンボケ、ブレ、低解像度の写真ばかりなのにすごく美しく、自分の撮り方がかなり変わりました。
有名な広告も撮っているのでポカリの写真とかみたことあるかもしれませんが、
最初の印象はエモい、次に見た印象はめちゃくちゃうまい、その次は工夫をする努力への尊敬など何度見ても参考になります。
中古で2400円くらいなので最初の写真集にもおすすめです。
安井仲治作品集
第二次世界大戦前の写真家です。
この時代のアマチュア写真家は芸術写真としての写真表現にこだわっており、古臭さは感じません。
ちなみに報道写真がプロの仕事とされていました。
新しい表現方法に挑戦する気概を感じますし、
ストレートフォトもかっこいいです。
今の時代まで残ってる写真を是非体感してみてください。
うたたね - 川内倫子
川内倫子さんはエモい写真を撮る写真家ではありません。
繰り返し見ている内に生死や宇宙、時間の概念が伝わってきます。
世界でも評価されている写真家であり、
組み方もわかりやすく参考になります。
簡単ですが紹介は以上になります。
次回は「衝撃を受けて自分の写真が変わった写真集3選」でも書こうかな
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