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キャリアも年収も、上げられるだけ上げてしまった。そんなITエンジニアの為のサービスを作ってみました


こんにちは。LAPRAS株式会社のtatsumiです。

みなさんは、「この中でワタシが一番レベル高いな」と感じたことはありますか?
私は少年の頃、「かき氷の早食い」に関してだけは異様に強く、誰に対戦を挑まれても負け無しでした。冷たさを完全に無視して氷を吸い込んでいき、指先まで冷たくなっていく私。その様子を見て、皆は畏怖を込めて「全身氷枕」と呼びました。

一度「自分が一番レベル高い」と思ってしまうと、プライドや安心感で心が満ちると共に、勝つために頑張ろうという意識が消えていきます。退屈を感じたり、ほかのことに刺激を求めだします。
もしかすると、世界と戦うためにストイックに自己研鑽ができる猛者もいるのでしょうが、少なくとも私はそうではありません。周りに期待されるがままに、自己流のパフォーマンスを発揮し続けていくのでしょう。


これはかき氷早食いの話だけでなく、仕事におけるキャリアの話でも言えるのではないでしょうか。いや、ホンマに。

ひととおりキャリアも年収も上がり、周りに「頼られる」存在となって久しいリーダークラスの方々も、仕事に物足りなさを感じているのではないか。
一定の立ち位置を確保し、大きな不安は感じぬまでも、「面白そうな仕事」「面白そうな環境」「もっと魅力的な働き方」にワクワクしてみたいのではないか。

多くの転職サービスはジュニア〜ミドル層に向けられており、リーダークラス以上の皆様は「そんなの自分で見つけられるっしょ」と言わんばかりに放置され、自身のスキルやキャリアに応じた仕事の機会になかなかアクセスできないという現状にあるようです。
では、ITエンジニアの成長やキャリアアップを支援するLAPRASが、リーダークラス・ハイクラスの皆様に提供できることは何か。私と同僚の渡辺、そして弊社CEOの染谷は、池袋の焼肉屋で牛タンを焼いたり焦がしたりしながら議論を重ね、シンプルな方針がここに決定しました。


「おばあちゃん、どうしてLAPRASはハイクラスの転職支援に力を入れはじめたの?」
そうよね。この方針が出来上がった経緯を、今からお話ししますからね。


そもそも、LAPRASとは…

クローリング技術と機械学習による解析を行い、あなたのプロフィールを自動生成。唯一無二のポートフォリオを提供します。
あなたの日常的なアウトプットを見た企業から直接スカウトが届きます。

LAPRAS.comより

LAPRASには、「ポートフォリオサービス」「転職支援サービス」の2側面があるのですが、今回は後者の「転職支援サービス」文脈でのお話です。

多くの企業、特にWebサービスのスタートアップでは、優秀なエンジニア獲得を経営課題として挙げるほど本気度が高く、ダイレクトリクルーティングや社員紹介キャンペーンなどあらゆる手段を講じて採用活動が為されています。
また、ITエンジニアに特化した転職サービスもどんどん細分化しています。入札型の転職サービスや、企業から面談をするだけでお金をもらえるサービスなど、ありとあらゆるサービスによってITエンジニアへのアプローチがかけられる時代です。

企業は優秀な人材を採用したい。
ITエンジニアは自分のペースで選びたい。
転職サービスは仲介者として適切なマッチングを提供したい。

「ITエンジニアユーザー」「企業」「転職サービス」の3者間で、さまざまな思惑が渦巻いているのですが、その関係性の中には歪みがあるように思います。

キャリアが上がるほど、企業からもサービスからも放置される図

 ジュニアエンジニア=エンジニア業務を教えられる側
    ミドルエンジニア=メンバーとして自律的に開発できる
ハイエンジニア=テックリードクラス以上
・・・くらいの大まかな区分けです。

企業側は、つよいエンジニアを採用できるに越したことはないが、企業担当者がエンジニア職の技術や文化について十分に理解できていなかったり、丁寧で個別的なコミュニケーションをするほどの工数が確保できない、などといった問題で、ハイクラスへのアプローチが疎かになりがちです。

採用サービスは、そもそも「人の転職を予測することは困難だから、量をカバーすることで収益を安定させよう」という考えのもと、母数も多く、キャリアについてのサポートニーズも活発なジュニアクラスへのサポートに傾きます。ハイクラスとの綿密なコミュニケーションは二の次になりがちです。

これは、声をかける側が「自社の技術面での課題点」や「何故あなたに声をかけたのか」「あなたに何を提供できるのか」を適切に言語化・説明できていないことが大いに影響しています。
技術的な専門知識、そして自社の魅力や課題に関する言語化能力、魅力を端的に伝えるプレゼン力の全てを持ち合わせている担当者は少数だからです。

声をかけることに失敗している図

もう一つ、より大きな問題として、ハイクラスになればなるほど、専門性は深まり、自身の価値観についての認知も深まり、自身が納得できる選択肢が減っていく、という点が挙げられそうです
「どの企業からも引く手あまたっしょ??」と思われるような優秀なハイクラスのエンジニアの方が、「自分に合うポジションは無いと思っている」といった具合に、後ろ向きな諦め感を持っているケースにも何度か直面しました。採用サービスとしての力不足を感じる瞬間です。

ハイクラスITエンジニア向けの転職サービスを作りました

新卒から8年半、ITエンジニア領域のエージェントを経験した渡辺さんにお任せして、ハイクラスエンジニアのご支援に特化したサービスを立ち上げました。
渡辺さんはハイクラス向けの転職支援企業で投資ファンドと連携し、VPやCTOなど経営幹部のご支援を担当された経験も持った方です。
仕事で同じチームとなって未だ1年足らずですが、エージェント経験者の私から見ても、結論を急がず丁寧にニーズを言語化していくことを得意としており、渡辺さんから学ぶべき点はたくさんあると一目置いています。

丁寧にニーズを言語化するなんて、普通のことやんけ、と思われるかもしれません。
ですが、思うに、エージェント業に慣れれば慣れるほど、ユーザー様の属性をパターン化して、過去の事例に当てはめて理解・納得してしまうんですよね。早く結論を出したいところから踏みとどまって、一歩ずつ話を積み上げていく姿勢がすごいと思っています。ビズリーチさんでSランク帯(上位1%)に上がったことがあるのも納得です。

当サービスでは、既存のポジションを皆様にご提案させていただくだけではありません。エンジニアの皆様が強く求める要素を踏まえ、企業側の採用意思決定者様ともやりとりさせていただき、ポジションを作るところから始めていきます。
場合によっては、お話させて頂いたITエンジニアのお客様の経歴やご指向性を踏まえ、その方にあった役割や仕事内容を創り出す働きかけまでできればと考えています。
まさに、お客様に合うポジションをゼロから作るオーダーメイドサービスを目指しています。

まずはITエンジニアの皆様に知っていただきたい

繰り返しとなりますが、企業側は、どうしてもハイクラスエンジニアを採用したいと考えています。我々に対する期待の声もありがたく受け取っています。
一方で、エンジニアの皆さんに対する我々の知名度はまだまだこれからだと感じています。現状ハイクラスと表現するべきITエンジニアの皆様だけでなく、これからリーダークラスに昇り登っていく皆様からも信頼を寄せられるようなサービスになれればと決心を新たにするところです。
景気付けのために、昇り龍の画像を貼って、お別れできればと思います。

青龍に免じて、我々の存在をご記憶いただければ幸いです。
今でなくとも構いません、どうか!
「今の仕事で来るところまで来てしまった」
そんな時、LAPRAS CAREERを思い出してください!!

ああ、ありがとうございます。
皆様の思いを受け取ることができ、青龍も空へと帰っていきました。

灼熱の夏は過ぎ去り、この街にも秋がやってくることでしょう。
それでは、またどこかで。



あと2、3分お時間ある方のみ残って頂きまして、
こちらから詳細を覗いていただけると幸いです👇

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