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ショコラの味の備忘録

来年の購買指針になるようレビューを記録。

「イヴァン・シュヴァリエ」
★★★☆☆
香りが豊潤に感じられるショコラ。ビター系はわずかにカカオのえぐみある後味を感じる。シンプルで伝えたい味は分かるし美味しいが、面白味のなさも少し感じてしまう。なぜだろう。

「ヴァンデンダー」
★★★☆☆
ベルギー王室御用達という後ろ盾で素材の持つ欠点も臆面なく再現。後味でカカオのえぐみやお酒のむつこさまで余すことなく感じられる。

「ジャン=ポール・エヴァン」
★★★★☆
ブランドの期待を裏切らない安定感。良質な材料で作られてると思える品のある味わいは王道の美味しさ。パッケージや一箱の個数で一粒当たりの単価が変わる庶民派な一面も。

「パトリック・ロジェ」
★★★★☆
高い。

「ピエール・エルメ・パリ」
★★☆☆☆
完全なるブランド貸しビジネス。人工甘味料のような甘さと香りが持ち味。パッケージや見た目にお金を払う食玩の雄。

「ピエール マルコリーニ」
★★★★☆
濃厚なのに後腐れない味。すっきりした苦味はカカオの風味を嫌味なく堪能できる。誰が食べても美味しいのではないだろうか。「ケーク ショコラ」や「サブレ ショコラ」などは特記事項なし。

「ピエール・ルドン」
★★★★★
なめらかな舌触り、豊かな味わい、スイーツとしての甘さの満足感、質の良さを感じられる後味と、文句の付けようがない。日本ではバレンタインシーズンを除いて手に入らない稀有な逸品。一粒当たり単価も一級品としては安めで、このインフレでも価格が上がっていないのは驚異的。

「ヨハン・デュボワ」
★★★★☆
非常に綺麗な味。良い職人が良い素材を使えば、おのずと味も良くなるという好例。そこまで複雑に素材を組み合わせている訳ではなく、ややバリエーションに欠ける印象もあるが、質の良さをしみじみ感じられるショコラ。

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