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Databricks VenturesがTectonに投資。レイクハウス向けエンタープライズフィーチャープラットフォーム

こちらの記事の翻訳です。 7.12.2022
プラットフォーム事業において共に成長するエコシステムを創ることは一番の課題です。SaaSとしてその後の急成長を支える財政基盤を創るための、初期の投資が重要なことは弊社自身も経験していることです。それらを補完する意味でのDatabricks Venturesとその後の協業、そしてお客様への統合されたサービス提供は今後の大きな流れとして重要になります。「データとAIの民主化」には自社サービスのみならず、優れたパートナーサービスとのシームレスな連携が欠かせません。(訳者コメント)

機械学習を顧客向けアプリケーションや業務に適用する運用型機械学習では、複雑なデータ問題を解決する必要があります。データチームは、生データを特徴量(予測モデルの入力として使用するデータ)に変換し、本番環境でこれらの特徴量を提供および監視する必要があります。実運用目的で機械学習を本番環境に導入するという課題には、データツールやデータインフラに対する新たな要件が発生します。Databricksでは、これらの課題を解決することで、お客様やエンドユーザーに多大な価値を提供できると理解しています。

本日、Databricks VenturesがエンタープライズフィーチャープラットフォームのTecton(テクトン)に投資したことを発表します。Tectonの創業者であるMike del BasoとKevin Stumpfは、Uberでミケランジェロ機会学習プラットフォーム (Michelangelo Machine Learning Platform) を構築する先駆的なチームの一員として働いていたときに出会いました。そこで、機械学習の実用化に関する課題を直接経験し、最終的に、企業がより簡単に機械学習をアプリケーションで実用化できるようにするために、テクトンを設立するに至ったのです。テクトンの製品は、AIと機械学習をより身近なものにするために作られており、データとAIを簡素化し民主化するというデータブリックスの包括的なミッションと強く合致しています。

今回の投資は、先日発表したDatabricksとTectonのパートナーシップの深化に続くものです。TectonはDatabricksに深く統合され、Databricks Lakehouse Platformと顧客のMLモデル間の中心的なインターフェースとして機能し、顧客はこの統合サービスを利用して、数分でDatabricks上に実運用可能なML機能を構築することができるようになりました。

Databricksでは、Databricks Lakehouse Platformの利用を補完するための選択肢をお客様に提供することが重要であると考えています。多くのお客様がすでにDatabricksのFeature Storeやその他のフィーチャーエンジニアリング機能を活用して最先端のMLユースケースを提供していますが、私たちはお客様がTectonのような他の革新的なツールでMLユースケースを補完できるようにすべきであると考えています。

私たちは、テクトンとの提携により、機械学習とAIのあらゆるニーズに対応する比類のないプラットフォームをお客様に提供できることを嬉しく思っていますし、テクトンとさらに緊密に連携する方法を今後も模索していきます。将来的には、TectonがDatabricks Partner Connectで利用できるようになることで、私たちの共同利用者はさらにシームレスな統合を期待することができます。本年末の発表にご期待ください。


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