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本棚に空きを作るために読書noteを書くことにした

経緯

部屋を閑散とさせたい。本棚に詰まった背表紙を見ながら、先週は今後読まないと思った本を袋に詰めた。残った本は、「いつか読むかもしれない」という断捨離の強敵である。誰でもこんまりさんのようになれる訳ではないと思う。勿体無いとか、思い出とか、そういう感情にボクは左右されやすい。もし断捨離を成功させられたときは、人格が変わってしまっているのではないかと不安にすらなる。

1年間ずっと開かなかった本たち。手にとってもトキメキを感じられないなら一生見ないことは頭では分かっているつもりだけど、手放してしまったらそこに大事な言葉が書かれていたかもしれないと躊躇してしまう。それなら、大事だと思う言葉をとにかく書き残せば良い。それが無駄な行為だったことに1年後に気付くかもしれないし、そうしているうちに読書ノートを書く習慣ができるかもしれない。立ち止まっていても何も始まらない。早速読み終えた本から候補を探していると、「歴史思考」が呼んでいる気がしたので本棚から抜き取る。コテンラジオでお馴染みの深井さんの著書だ。登場人物の話は、すべてspotifyで聞いて知っていたけど、文章でも読んでみたいと思ったから本を購入した。歴史を学び、明日に生かそうという思い出が蘇ってくる。

歴史思考で気になった文章

やさしい本だから大事な文章を太字で書いてくれている。初めての取り組みだからそれらを中心に響いた言葉を引用する。

田舎の政治犯だったイエスが、世界帝国ローマの皇帝を遥かに上回る影響を残した

人間の評価を短期的なスパンで下すことにあまり意味はない

存在した時点で人生は99%成功

「やったこと」よりも「いること」が大事

「自分の人生、全然パッとしないな」と感じている人も、あまり悲観しないほうがいいでしょう。

将来は華やかな蝶になるのかもしれません

70歳近いサンダースはあきらめずに営業を続けます

サンダースに限らず、歴史上の偉人は多くが遅咲きです

生きることに意味があるのであって、その人生がどういう意味を持つかなんて、分かりっこありません

自分の価値を信じて生きたほうが、毎日が楽しくなるのではないでしょうか

環境が変われば価値観も変わる

絶対的な価値観が存在しない

あなたが否定したい価値観も認めなければいけない

あなたの悩みの答えを探すためのヒントは古典の中にあります

自分の頭だけで考えたり悩んだりするのは難しいけれど、比べるものがあれば簡単になります

比較物があれば、自分自身を見つめやすくなる

いるだけでいいなんて、会議室で言ってしまったら袋叩きに合いそうだけど、それは短期的な決断が必要な場所であるからで、人生はもっと長期的に考えたらいい。明日から考え方を変える必要なんてない。ただ、こういう考え方を知っていることが、将来の自分を助けてくれるかもしれない。いい本だった。ありがとう。

写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!