また新しい月が始まる

梅雨入りしたのかなと思ったけど、ウェザーニュースを見ても傘マークは並んでなかった。積極的にニュースを見なくなってから、梅雨入りの知らせをいつ、どのように入手していたのだろう。気付けば梅雨が明けていたというのも、日本に暮らしているのだから勿体無いと思ってしまう。

5月は2、3日くらい夏のような光が差す日もあった。季節外れという言葉が好きだ。出会うはずのない現象に出会えてしまう。桜が咲いてるのに雪が降っている。真夏のサンタクロース。南半球に行けば、海でサンタクロースが夏を満喫していると教えてもらったのは小学生の頃だったかな。12月なのに暑い場所があることは不思議だったけど、地軸が傾いてる絵を見せてもらいながら、『12月になれば、南半球は太陽に近くなるからあったかいのか』と、そういうものと思うことにした。本で見ると数センチの差しかないけど、その僅かな太陽との距離で季節は変わってしまう。23.4度という数字が1度違ったら、日本の四季はどうなっていただろう。youtubeで検索すれば、解説動画がありそうだけど探したことはない。地軸の傾きと太陽の距離を描けば、地軸が傾いてないときは日本に四季がなくなることが想像できる。太陽が昇る位置も変わらない。どれくらいの気温になるだろう。図鑑を眺めながら、世界中の天気予報で同じような位置の気温を調べれば分かるはずだ。答え合わせをするときの虚しさのような、解放されたような感覚は、学生時代の経験が影響しているのかな。答えにたどり着くまでに、考えを巡らせ自分だけの物語を創造しているときに得られる楽しい時間を終わらせたくない。いつか終わることが分かっているのに、永遠に今が続くように思ってしまうことがある。そういうときほど、あっという間に過ぎ去ってしまうんだけど。この2ヶ月は新しい仕事のことで毎日があっという間だった。だけど、振り返ればたくさんの経験をしていて、まだ2ヶ月しか経ってないのかと思わされる。詰め込み過ぎなのかもしれない。あと3年で40になるから、この3年は無理してでも乗り越えて、その先でまた新しいステージへ行くためには今と向き合う時間が必要だと言い聞かせる。仕事もプライベートもやりたいことはやる。自分の興味に蓋をすることなく、気になるならまずは動き出せばいい。6月はなんとなく始まりのイメージがある。じめじめして鬱陶しい季節なのに。シャツがまとわりつく感覚が嫌いで仕方ないのに。

6月最初の日。通勤電車はいつもより混んでいる。

写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!