2024/05/06(月) 京都に行ったけど写真を1枚も撮らなかった

めちゃくちゃ眠い。夜更かしして、草も木も眠る時間まで起きてたときより眠い。眠くなるのは脳が疲れているからだと、少し前にNHKで解説されていたような気がする。

KYOTO GRAPHIEという世界中の写真家の写真が、京都のいろんな場所で観られるイベントが春に開催されている。

有名な人もいるし、初めて知った人もいる。ゴールデンウィーク最終日、連日の疲れで動く気力はなかったけど、長女にメザスタがしたいからお店に連れてってとお願いされたことで、外に出るキッカケができた。妻にもお願いして、観たい展示、話を聴きたい写真家さんにターゲットを絞って、体力を消費し過ぎないセレクトをしたつもりだったのに、京阪電車に揺られながら眠気と戦いながらこのnoteを書いている。今の気持ちを残したいと思ったから。

写真の話だけど、人によって何について話しているかは異なることを、明確に感じた1日だった。綺麗に話を展開できる人は、なんども同じ話をしてきたから話す内容に自信があるのだろう。一方で、写真で表現しようとしたことを言葉を探しながら、自分の中でもまだうまく分からない部分も残っているけど相手に伝えようとする人もいる。計2時間半くらいそんな話を聞いて、気になったことを尋ねて理解しようとしたらそりゃ疲れますよね。

心地良い疲れと、ただの疲れが混在している。写真の歴史をベースにして、『だから私はこのテーマを選んだ』という説明がボクは苦手に感じることに気付いた。作品の説明をするために必要なことなのかもしれないけど、そんなものよりもっと衝動的な、本能がそうさせたんだという気持ちを感じたい。もちろん、今日初めて会っただけだから本心は分からないけれど。

富澤大輔さんが『撮れちゃった写真』という表現をされていて、そのお人柄も合わせてめちゃくちゃ良いなとトークショーが終わるまでずっと穏やかな時間を過ごせました。写真集を買ってしまうと、自分を見失いそうな気がしたから買わなかったけど、写真集はとても素敵だった。

ボクは、社会テーマを取り上げて、それを写真で表現することには興味がもてない。このまま好きな写真を撮り続けた先に、KYOTO GRAPHIEのような場所に声を掛けてもらえる可能性はかなり低いと思う。それでも撮り続けていれば、誰かが見つけてくれるという考えがあるけれど、待っているだけでは存在に気付いてもらえない。雑草部を運営しているのに、雑草魂まで見失っていたようです。それに気付けたことが、今日1番の収穫です。

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