妊婦さんの股関節や梨状筋の痛み

こんにちは。整体院ゆじゅ 高松です。

妊婦さんで妊娠後期に近づくほどに股関節やお尻の痛みで悩む方が徐々に増えていきます。

・長時間同じ姿勢が続くときつい
立ち座りで痛む
寝返りで痛む
歩きすぎると痛む
・掃除機など前に屈むと痛む

このような状態で整形外科にいったり、産婦人科で相談をしても筋トレやストレッチのアドバイスくらいでなかなか改善が難しいのが現状だと思います。

今日はこの状態で一番多い原因と、簡単な対処方法をお伝えしていきたいと思います。

■なぜ股関節やお尻が痛むのか?

痛むのが股関節の周辺ということもあり、骨盤や股関節にズレや歪みがあるのではないか?と不安になる方も多いと思います。

しかし、その原因はとってもシンプルです。

原因は
「股関節やお尻周囲の筋肉に過剰な負荷がかかりすぎている
ということ。

もっと簡単な言葉で表現すると
筋疲労
です!

そんなに負荷をかけているような自覚はないと思いますが、
立つ・座る・動く際に骨盤周囲の筋肉を常に緊張させているために休まることがなく筋疲労を起こしています。

そして、筋疲労を起こした筋肉に
”体を支える(固める)””体を動かす”という
相反する仕事を同時にさせていること
痛みが出ます。

疲労度が少ない筋肉であれば痛みまでは出なかったかもしれませんが、筋疲労を溜めすぎることで痛みとなってあらわれてきます。

■筋疲労させる過ごし方

股関節を含む骨盤周囲の筋肉を疲労させる過ごし方は?
というとどんなイメージがあるでしょうか??

想像してみてくださいね。

階段を登ったりとか、スクワットなどはかなりきつそうですよね。

でも、もっと身近なことに原因があります。身近すぎて気づけないかもしれません。

筋疲労をうむ過ごし方というのは

正しい座り方

この正しい姿勢と言われる状態です。
上半身をまっすぐに保つために骨盤をたてていく必要があります。
この「骨盤を立てる」ということに股関節やお尻、腰周囲の筋肉を緊張し続ける必要があります。

床でも椅子でも「背筋を伸ばさないといけない」という意識がどこかに働くため緊張した時間が続き、休まることなく筋疲労を起こしていきます。

そのほかにも
・足は揃える
・足を閉じる
・足は組まない

5分10分もすればきつくなってきますが、「きちんとしなければいけない」という思いで頑張る方が多いですが、その頑張りが筋肉を疲労させています。

■筋肉を休めるにはどうしたら良いのか?

正しい姿勢で筋肉が疲労するというのは想像できたでしょうか?

では、どうすれば良いか??(笑

座り方の比較

そうなんです。楽にするんです。多くの人が「えっ!?」っていう反応をしますが、楽に過ごせばいいんです。

座り方の比較-力の入れ方

正しい姿勢というのは、立っていても座っていても重力に逆らって体を持ち上げています。だから必ず筋肉は疲労して体を歪めます

対して楽に過ごすというのは、重力に体を預けて筋肉ではなく骨格に体を預けていきます。

背筋を伸ばすことに慣れすぎると、寝ていてもリラックスできず、「脱力できない」というかたが非常に多くなります。

体を休めるには、背中が少しまるまるように膝を曲げて寝ます。

膝を抱えて丸くなる

お腹が大きくなると苦しいですが、苦しくない程度で丸まって寝るといいですね。

床に体を預けて、床に沈み込むイメージをしながらため息をつくことで体の力が抜けていきます。

体がきついとき、痛みがきついときほど正しい姿勢を忘れて、いかに床に体を預けることができるか?ということが大切になります。


頑張らずリラックスして、赤ちゃんと一緒に過ごす時間を緩やかにお過ごしくださいね。



整体院ゆじゅ 高松 伸裕
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