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「生きるとは、自分の物語をつくること」小川洋子 河合隼雄

愛読書です。タイトルが目に入るだけでも、立ち返れます。


私が占い師になったのは、様々な喪失体験からなのですが、
それ以前から、子供の頃から「人生とは?」と考えることが
多い、早く大人にならなければいけない子供でした。

20代の時に出会った(丁度土星回帰の頃)方のおかげで
「自分の人生を、生きていく」ことが、どれだけ大切で
尊いものなのかを教えて頂けました。
私の人生の転換期のキーパーソンです。
惑星の回帰の時などに、ある現象のひとつかもしれません。

土星は、重かったり、厳しかったり、そんなイメージのある惑星かもしれませんが、「自分を作っていく」には欠かせない惑星かと思います。

この本は、小説家の小川洋子さんと臨床心理学者の河合隼雄さんとの
対談集になります。小川洋子さんの著書「博士の愛した数式」の話から
「魂」についての話、人が自分の物語を作るとは?などなど
様々な心模様や現象などについて対談をされています。

「魂のあるところ」の章は(少しの引用では意味がお伝えできずなので…)
人と人とのありかた、について対談されており、人との付き合い方や、
人と接する際に大切なことなどが書かれています。

人の命は無限でないということ、自分も他の人も。
そう思えることでやさしくなれるとあります。
ほんとに、そう思いますし
また、年を重ねて読みますと、よりリアルに感じられます。

何度も読んでいたので付箋や赤線を引いてあり
その時の、悩みと対面していた自分と出会えるようで、
また、すとんと気持ちが元に戻るような
感覚があります。

最近は、様々な媒体があり、様々な人の生活(一部ですけれども)が
見えるようになってきて
自分だけが取り残されているように思えることもあるようです。

自分の物語を、自分が作っていくことで
人と比べず、自分の道を作っていけると思います。
落ち込む事はあっても、自分のコアな部分、
私はこれでいいんだって思えるように
自分をプロデュースしていく気持ちを(それが誰に見せるとかでなくても)
持っていきたいですよね。

ホロスコープは、自分自身だけのものです。
自分の物語を、また、人生を重ねていく時に立ち返り
勇気や希望を伝えてくれるものだと思っています。
誰の人生でもない、あなたの人生を。







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