宇宙のツイン星 (太陽と月が出会う時 世界は変わる) #9 運命の人
新しく働き出した建設会社で出会ったのは
Cさんという沖縄出身の人でした.
沖縄の人というだけで運命の人かもしれない!って内心期待していたのです.
第一印象は,「タイプじゃないな〜〜〜」でした(ごめんなさい笑)
だけど!だけど!こんなことってあるの?
私が沖縄で一緒に飲んだメンバーの同級生だなんて!
それもこんな東北の山の中で沖縄の人に会うのも凄いのに,
写真に写っていたメンバー全員の知り合いだったのです!
早速,沖縄のTの旦那さんにCさんのことを聞いてみました.
「は〜〜〜?!嘘だろう?Cと仕事一緒になったって???お前の沖縄への執念すごいな〜」
「あれはよ〜〜,頭良かったよ.野球も強くて俺なんかとは高校は違うよ.東京の会社に入ったのは知っていたけど
まさか,お前の地元にいるとはね〜〜〜〜」
「この前の皆に言っとくよ.お前とCが一緒に働いてるって聞いたらみんなびっくりするはずよ〜〜〜」
これは,やはり私が探していた運命の人かもしれない!
ずっと沖縄で誰かが待っているような不思議な感覚があったけどCさんなのかな〜〜?
ドキドキの日々が始まりました
年も近いメンバー何人かで飲みに行くようになりました.
「俺たち会社で,地方を転々とするから,彼女作る機会もなくて,というか嫁さん探ししないとなんだよね」とリーダー的な
Oさんが言うので,私も,AやSを誘って行きました(後にOさんとSは結婚しました)
私はCさんと沢山話しがしたいのに,真面目なCさんはいつも仕事があるということで
なかなか飲み会に来ませんでした.
私の真後ろがCさんの席だったので,彼が事務所にいる時は,背中に彼の気配を感じて幸せでした.
職場で,彼はいつも忙しそうでした.背中で聞こえる彼と職場の皆との会話を聞きながら
「本当に優しい人なんだ」と,どんどん好きになっていました.
でも不器用な人で,なかなか2人で会うこともなくじれったい日々が続きました.
ある時,Aが「ね〜Cさん誘って白神山地に泊まりに行かない?」
「え〜〜〜〜!!いきなり泊まりに誘うの????」
「あんたたち,見てるとじれったいのよね!お互い好きなのに普通にしていてさ」
「え!私のこと好きかな???自信ないけど」
「誰が見たって好きだよ!あんたが誘えないなら私から聞いてみるからね!」
「え〜〜〜〜〜〜〜っ!」
あっさりとCさんは白神山地行きを承諾して
Aの彼氏のY君と4人の白神山地お泊りが決まってしまいました
「嘘でしょ〜〜〜〜〜〜」
「はいはい笑大丈夫だから」
やっぱりというか,生真面目なCさんは仕事が終わらないとのことで
白神山地に現地集合となり(泣)
夕方に一人できて
来る途中の道の名前が「●●●・ロード」ってあなたの名前だったんだよ」
「あなたが俺を呼んでいるんだなって思ってうれしかったよ」
と言ってくれました.
その夜,私は初めてCさんに「好きです」と言えたのでした
大好きな土地で,幸せだったのです
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