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(超ショート小説)ずっと5歳

「可愛い息子さんですね、おいくつですか」
お子様ランチを前の席に置いた女性店員が笑顔で訊く。
「今日5歳の誕生日で」
「わあ、おめでとう、ぼく」
わたしには見えない永遠に5歳の息子の誕生日と7回忌の今日。


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