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食事観について

引きこもっていると、何もする気が起きなくなる。毎日がどうでも良くなるし、何のために努力しているのか分からなくなる。多分そのうち何もかもどうでも良くなって、本当に何も無い人間になりそうで怖い。


明日の朝ごはんのことを考えよう。たとえ家から出なくても、明日は何をしようかと考えよう。今がしんどいなら少し逃げだして、明日に期待をしてみよう。明日になったら、昨日の自分を裏切らないようにちょっと素敵に過ごしてみよう。

私は昨日、明日はほうれん草たっぷりのオムレツが食べたいと思ったから、今日の朝はほうれん草たっぷりのスクランブルエッグを作った。チーズも入れてみた。オムレツにならなかったのは単純に技術の問題(何故か掻き回して自分で崩しちゃった笑)…だけど、とても美味しくできたし、満足して幸せな気持ちになった。

昨日はあんなにやる気が出なかったのに、朝ごはんを美味しく食べたら何かをしたくなって、筋トレをして、積んであった本を読み始めた。そうしたらネイルがしたくなって、乾かしながらTwitterを見た。朝ごはんが遅めだったからお昼は食べる気にならなくて、でも今お腹がすき始めたから我慢してアイドル水を飲んでいる。夜ご飯はなんだろう。楽しみだなぁ。(唐揚げでした!美味しかった😊)

なんて充実してるんだろう。昨日は何をしていたか思い出せないくらいなのに。昨日より世界が鮮やかに見えて困惑しているくらい。食を蔑ろにすると、やっぱり世界は色あせてしまうらしい。

食には抗えない。だって食べることは大好きなんだ、だから太ってしまったわけだけど、だからといって美味しいものを食べることを諦めることもできなかった。炭水化物抜きのダイエットも、置き換えダイエットも続かなかった。だからご飯は毎食美味しく食べた。このアカウントでは言わなかったけど、高校時代は朝ごはんを2杯食べてる日もあった。それでも、置き換えダイエットよりするりと痩せた。動いたし、間食は絶対にしなかったから。

毎食が美味しければ、美味しいと思って楽しく食べれば、それ以外のものに胃を稼働させることがもったいなくなる。ポテトチップスも美味しいけれど、それより美味しいものがたくさんあることを知っているから、普通の日には食べない。それに皆で映画を見る時や、ホームパーティの時に食べた方がもっと美味しいことも知っている。尚更今食べる理由がない。

ポテトチップスもケーキも悪では無い。今わざわざ不味いと思い込む必要はない。そんなの難しいししんどい。その代わりに少しだけ考える。それを1番美味しく食べられるのはどんな時か。私は誕生日の時にみんなで食べるケーキが大好きだし、友達と遊んだ時にニヤニヤしながら食べる大袋のポテトチップスの方が好き。ポテトチップスだって1番美味しく食べられたいはずだから、今はやめておかない?

1人で食べるポテトチップスも美味しいって?分かるよ。じゃあ逆に1人の時にしかできないことを考えてみない?例えば、ご飯を食べている姿を鏡で見てみるとか。自分がどんな仕草で食べているのか確認するのも自分磨きの一環かもしれない。それならご飯とお味噌汁と主食を少し用意して、素敵な食べ方を研究してみるとかは?

今お菓子を我慢したら、夜ご飯をもっと美味しく食べられるはず。夜食を我慢したら、朝ごはんが楽しみになって早く起きれるかも。食事を楽しみにすることを制限しようとすると、間食をしたいと思ってしまうのも当然だと思いませんか?食事は私たちの基本欲求なんだから。ただ、3食以上、それも不適切な量を食べてしまうのなら、それはまた別の問題なのかもしれない。適切な量で美味しく食べて我慢することも必要だと思う。この辺りは多分人による。元々食事量が丁度いいのに過度に減らしてしまったら、イライラしたり体調が悪くなったりするだろうし、食事量が多すぎるならそのままキープしたって痩せることは難しい。今太っている太っていないとは別に、食事量についても客観的に考えることが必要かもしれない。


ダイエットをしていると、どうしても食事は悪だと思ってしまう。食べなければきつい運動をしなくてもいいのかと思ってしまう。でもそれは違う。食べることは生きるために必要なことだから。私たちは食事を楽しむべきだし、そっちの方が人生もきっと楽しい。人間は思っている方向に進む。私は楽しい、もっと可愛くなる、もっとスリムになる、ポジティブに前を向いている人の方が上手くいく。あの子はあんなに楽観的なのにって何度も羨んで妬んだけど、それも致し方なかったんだろう。私は(デブだから)痩せなきゃって、今の自分の体型をずっと見てた。それに対してあの子はこうなりたいから痩せたい!と常に目標を見ていた。

私たちは食事と永遠に別れられない。少なくとも今のところは、食事と上手く付き合っていくしかない。どうせ付き合うなら楽しい方がいい。楽しんで、味方につけてしまおう。そうしたらいつの間にか、ヘルシーで質素な食事も楽しんで満足できるようになるはず。

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