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ゆいにしおの『mid-20s的生活』- #7 mid-20sと子どもと生活 -
お正月休み。ちょっとふらっとアウトレットに行ってみる。
お正月休みのアウトレットなら当たり前なんだけど、普段子どもと接する機会が少ないので、見渡す限りの子ども、子どもに驚いてしまう。
こんなに子どもっていたっけ?
芝生スペースをかけまわる子どもたちを目にするたび思う。「いつかは子どもが欲しい。でも今ではないな〜」と。
今ではないという感情、これは大変やっかいです。じゃあいつならいいの?という問いがつきまとうから。「今は無理だなあ〜」となんとなく過ごしているうちに、取り返しのつかない年齢になっていたりしてね。
指原莉乃さんが誕生日に卵子凍結したことを発表してからか、女子会ではほんのたまに話題にのぼるようになった。もちろんデメリットはあるようだけど、子どもを持つための選択肢ができてきたことは素直にいいなあと思った。
東京に住んでいると時間が止まったような気分になる。なんとなく、iPhoneの「スライドで電源オフ」を途中で止めているような感じに似ている。
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一方インスタでは、東京とは全く違う時間が流れているような気がする。地元の同級生たちのさまざまな報告で溢れる毎日。
彼らがマイホームを購入したり、第二子を出産していたりする間に、わたしは一体何ができているんだろうか。と、上下よれたスウェットでカップラーメンをすする体たらく。
私はまだ、「今は無理だなあ〜」を繰り返しながら、電源ボタンスライドにしがみついている途中だ。
それを変に誇ったり僻んだりすることなく、今年もいこうじゃない。
※OKMusicで連載
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