キリマンジャロ登山体験記 〜普通の旅好き女子による、富士山の次のチャレンジ〜 番外編 帰りの荷物が韓国に行きそうになった件〜
こんにちは!ゆいきです!
2024年5月に、キリマンジャロを登りました!!
こちらの記事ではキリマンジャロとは直接関係ないですが、番外編として、マイルで取った特典航空券と通常予約の航空券を組み合わせるとどうなったのかという話について、結構ヒヤヒヤしたことも含めて語りたいと思います!
とてもマイナーな話になるので、ご了承ください。
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概要
それでは、まずは概要について、書いていきたいと思います。
準備編で記載した通り、今回のキリマンジャロ登山では、通常予約だと20万円ほどする航空券を、
成田ー仁川往復:Surpriceという予約サイトで総額約6万円(通常予約)
仁川ーキリマンジャロ往復:68,000マイル+15,240円(特典航空券)
というイレギュラーな方法で予約しました。
実は、帰りの荷物が仁川行きになってしまったのです。仁川空港のグランドスタッフさんのファインプレーで結果的に成田で受け取ることができました。
今回は、その具体的な内容について、体験談を元に語りたいと思います。
事前調査
まずは事前調査です。
乗り継ぎの際、一般的に一連のチケットとして予約すれば、同じアライアンスの場合、トランジットの保証が効くということ、私の予約方法だと、完全に別チケットの扱いとなり、乗り継ぎは自己責任になることがわかりました。
また、エチオピア航空の仁川トランジットですが、成田から同じ飛行機で、一旦全員降りて、保安検査を受け直してまた同じ飛行機に戻るという、少し特殊な乗り継ぎ方法になります。
それでもトランジット時間が2時間弱で大丈夫かというところですが、検索しても事例がヒットせず、下記のポイントごとに、判断をしていきました。
①別チケットでも、預け荷物を最終目的地のキリマンジャロまで運んでもらえるか(=スルーバゲージができるかどうか)
もし韓国で一度荷物をピックアップする必要があれば、それなりに時間がかかるので、調べました。こちらに関しては事例があり、同じアライアンスであれば対応してもらえることが多いとのことでした。今回は成田からキリマンジャロまで、ずっとエチオピア航空だったので、いけるだろうと判断しました。
②韓国への入国審査と韓国からの出国審査を受ける必要があるか
これは調べたところ、上記のスルーバゲージができるか次第だそうです。スルーバゲージできるのであれば、入国審査・出国審査は不要、一度荷物を受け取って預け直しをするのであれば、入国審査・出国審査が必要とのことでした。
③飛行機が遅れてしまった時のリスクがあるか
こちらはそもそも同じ飛行機を使用しますし、仁川から乗る人の手続きにもしばらく時間がかかるため、大丈夫だと判断しました。
④搭乗券をどこでゲットできるか
成田で発行してもらえないかと思いつつ、それは調べる限り難しそうでした。ただ、①の預け荷物さえ問題なければ、オンライン搭乗券や、紙の発行でもそんなに発行に時間がかかるものではないので、きっと大丈夫だろうと考え、発券に踏み切りました。
行きの体験談:成田空港
4/26、いざ空港へ向かいます。あらかじめ航空会社に問い合わせしておいた方が良かったなと思いつつ、バタバタしていてできないまま、18:00過ぎに空港に向かいました。
グランドスタッフさんとのやりとりがスムーズになるように、あらかじめ、e-ticketは成田→仁川、仁川→アディスアベバ→キリマンジャロと両方印刷しておき、カウンターで、前者は予約サイトから、後者はマイルで予約していることを伝えました。予想通り、スムーズにはいかず、別の方も呼んでいただき、グランドスタッフ2人体制で対応いただきました。
結果ですが、
・荷物はキリマンジャロで受け取れる
・仁川→キリマンジャロ分のチェックインは成田ではできないので、搭乗券は仁川空港の搭乗口で受け取ってください
という風に伝えられました。
チケットは通常チェックインカウンターで受け取るものなので「搭乗口でチケットを受け取る」というのに少し不安を感じ、
「制限エリアの外(チェックインカウンターのある場所)に出る必要はありませんよね?」と念押しで確認したところ、「はい。仁川空港で、アディスアベバ行きの案内に従っていけば搭乗口に着きます。そこで搭乗券を発行してください」という回答をいただきました。
追加で「ありがとうございます。一応オンラインチェックインもしておいた方がスムーズでしょうか?」と聞くと、「その方が良いかもしれません」とのことで、カウンターを後にしました。
無事に仁川ーキリマンジャロのオンラインチケットも発行することができ、ラゲッジタグの行き先もちゃんとJRO(キリマンジャロ)になっていたので、きっと大丈夫だろうと、安心しながら飛行機に乗り、機内食やお酒を楽しんでいると、あっという間に仁川に到着しました。
行きの体験談:仁川空港
さて、私のチケットは問題なく発行されるのでしょうか?
少しだけドキドキしながら、でも少なくともオンライン搭乗券は発行してるし大丈夫だろうと飛行機を降りたところ、降りてすぐにローマ字で私のフルネームを紙に書いたスタッフの方がいらっしゃいました!
「私です!」と声をかけて、韓国で受け取る荷物はないかなど確認いただいた上で、「搭乗口でチケット用意してますよ!」と言ってくれました。その後は他の乗り継ぎする人と同じ流れで移動し、セキュリティチェックを済ませると、すぐに搭乗口に到着しました(丁寧に誘導してくださるので、迷うことはありませんでした)。
搭乗口に行くと同じスタッフに名前を呼ばれて、再度荷物はどうしているか(キリマンジャロまでのラゲッジタグを見せました)、タンザニアのビザはあるか(紙を持っていてよかったです!)等聞かれた後、無事にチケットを受け取ることができました。一安心です!
その後、長旅を経て、もちろん無事にキリマンジャロ空港で荷物を受け取ることができ、行きは何事もなく移動することができました。
しかし、事件は帰りに起きます。
帰りの体験談:キリマンジャロ空港
いよいよ帰国日です。
まずは先に荷物検査を受けて、その後チェックインに進みました。
帰りももちろん、仁川までと、仁川から成田の2枚のチケットを見せながら、最終目的地を聞かれて、はっきりと成田だと伝えたのにもかかわらず、荷物引換証を見ると、仁川になっており、、、
慌てて、別チケットで予約していて、行きはキリマンジャロまで直接運んでくれたこと、同じ航空会社だからできればそうして欲しいと伝えたのにもかかわらず、「仁川で受け取って。パスポートに紐づいているデータが仁川までになっている。早く次(の手続き)に行って。」と一点張りでした。さすがに難しそうだったのでいったん諦めて、出国審査に向かい、次の作戦を考えることにしました。次の作戦は、アディスアベバ空港での交渉です。
事情と、「仁川空港で何かしらサポートを受けたいこと」を伝えれば、行きのように何かしらサポートしてくれるのではと考えました。
帰りの体験談:アディスアベバ空港
アディスアベバ空港では、相変わらずのカオス感に少し疲れながらも、流れ自体はシンプルなので、ささっと手続きを終わらせました。水を買うなどの用事を済ませて、友達に荷物の見守りをお願いしつつ、自分の搭乗窓口のグランドスタッフさんに、チケットと荷物の事情を説明しました。「ここではなくサービスカウンターで聞いて」とのことで、サービスカウンターに向かいます。少し並びつつ、Final Callの時間に気をつけながらも、自分の番がやってきました。
やはりイレギュラーなケースらしく、少し不思議な顔をされてしまいましたが何とか説明し、「仁川のスタッフにアレンジしてもらえるように伝えておきます」的なことを言ってくれたので、安心して飛行機に乗り込みました。
(昔の話ですが、高校生で一人で飛行機に乗った際、女満別→羽田→伊丹のJALの乗り継ぎで、女満別から羽田の飛行機が遅れた際に、CAさんにその場で相談すると、羽田のスタッフと連携していただき、席を前の方に移動してくれたとともに、着陸した瞬間呼ばれて、車で伊丹行きの搭乗口に直接運んでくれた経験がありました。そのため、とりあえず何でも相談してみることが大事と思っていました)
あまり時間もなかったため、祈りつつ、飛行機に乗り込みます。
帰りの体験談:仁川空港
仁川空港に到着し、エコノミーの前の方の席にしていたので、ささっと降りて、今回も名前を呼ばれるかと思ったのですが、それらしき人がいません(この時は、一度自分で荷物を受け取り、爆速で再度荷物を預ける覚悟でした。そして、最悪もし間に合わなくても、お隣の国である韓国であれば、なんとかなると思っていました)。
ボーディングブリッジを降りたところで、乗り継ぎする人ように、紙のチケットが配られていたので、そこで、あらかじめオンラインで発行していた搭乗券も見せたのですが、名前で探しても、座席番号で探しても、私のチケットがありません。
「あ、アディスアベバで頼んだけれど、結局これは連携していないな、、、」と一瞬で察し、Eチケットやオンライン搭乗券、荷物引換証等を見せながら、Separate Ticketであることを伝えました。そうすると一瞬で察してくれて、このような会話になりました。
そして、私のパスポートやスマホのスーツケースの画面をスタッフさんがスマホで撮影し、チャットのようなもので他のスタッフに連絡してくれているようでした。
(行きも帰りも、仁川空港のグランドスタッフさんの対応力とホスピタリティに感動しました)
これ以上ないありがたい対応に感謝しながら、結果的に、荷物受け取り場に行くことなく、友人たちとそのままトランスファー用のルートでゲートへ。搭乗券はまたゲートで発行してもらい、この旅のラストフライトです。
帰りの体験談:成田空港
無事に成田空港に到着し、少しドキドキしながら待っていると、なんと1番目か2番目くらいに見覚えのあるスーツケースが出てきました!
タグを確認すると、間違いなく私の荷物です!
そして、荷物には「RE-ROUTED」という初めて見るタグがついていました。
まさに、本来仁川空港で出て来てしまうはずだった私の荷物ですが、行き先を変更して、成田に届けていただきました。
仁川空港の窓口で対応してくださったスタッフ、そして、仁川止まりの荷物の中から、私のスーツケースを探し出し、成田行きの方へ運んでくださったスタッフには、感謝しかありません。
本来、同じ航空会社なので、異なる予約番号のチケットでも、スルーバゲージできるはずなのですが、説明が下手だったのか、帰りはとてもヒヤヒヤしました。
(日本の空港でも、二人がかりで対応いただいたので、その時の状況や、公式サイトから予約したかなどにもよるのかもしれません)
結果的に無事だったのですが、必ず大丈夫とは言い切れないため、
もしこのような予約方法にチャレンジされる場合は、乗り継ぎ時間に余裕をもったフライトにするか、事前に航空会社にお問い合わせをされることをおすすめします!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!